コンビナートに津波の想定も対策もなし。県議会特別委で明らかに。

11.07.28


 「津波」をテーマに今日開かれた、千葉県議会「東日本大震災復旧・復興対策特別委員会」で、私は、千葉市から君津市にかけて連なるコンビナートの津波対策について質しました。

 3月11日の震災では、東京湾にも津波が押し寄せました。県の資料によれば、木更津で最大波2.83メートル、船橋で2.40メートルを観測しています。

 コンビナートでは、どんな想定をしていたのか、今回、どの程度の津波が観測されていたのか、今後、どのような対策を講じるのか、などと質したのに対して、消防課は、「コンビナートでは、津波を想定してこなかった」「今回、どの程度の津波が来たのかはつかんでいない。しかし、ご指摘の最大波を考えれば、事業者の護岸提を超えるところが出ると思われる」「今後については、国の動向を見守りたい」などと答弁しました。

 企業の敷地内では、液状化についても、専門家が調査に立ち入ることさえ拒否されるなど、研究・安全対策の前に企業利益優先の秘密主義の壁が立ちふさがっています。

 液状化に加え、津波でガスタンクや塩素などの有害物質のタンクが破壊されれば、その被害を受けるのは住民です。県民の命と安全に責任をもつ県が、国任せでいいはずがありません。

 コスモ石油の爆発・炎上事故も踏まえての私の再度の指摘に、消防課は「国の『危険物施設のあり方検討会』が12月に提出予定の『提言』を踏まえ、今年度修正する県の『石油コンビナート防災計画』に、想定や対策を盛り込んでいきたい」と、答弁。

私は、液状化による側方流動の危険性も指摘されており、そこへ津波が押し寄せればたいへんな被害になる、万全の対策を講ずべきと主張しました。

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この記事へのコメント

米粉パン
2011年08月17日 07:43
小松さん、「液状化による側方流動の危険性」とか、よくぞ、指摘して下さいました。

実際、広域災害では、個々の企業への所属コンビナートだけでは、一度に、コンビナートの全企業が被災することがあるから、対策は難しいでしょうね。

恐らく、他の地区からの応援を要請するしかないけれど、今回は広範囲すぎました。

それに、東北での地震の影響で、ドミノ状態で大きな余震が続いています。

東海地区のコンビナートからだって、ある会社の工場では、下手に応援を出して、その間に東海で地震が起きれば・・・という話で動けなかったという話でした。

フェリーで大分から資材・人材の応援とか、離れたコンビナート間での応援協定をするべきではないでしょうか?
小松実
2011年08月19日 23:32
米粉パンさん、いつもありがとうございます。「離れたコンビナート間での応援協定」、なるほどと思います。よく調べて、検討してみたいと思います。今後とも、よろしくお願いします。