興味深い「アエラ」の記事、「封印された東京湾炎上」

11.08.12


 今日発売の週刊誌「アエラ」(AERA)に、興味深い記事が載っていました。「封印された『東京湾炎上』」が、それ。

 記事は、国土交通省関東地方整備局が、専門家らの2年間にわたる検討の末、2009年3月に策定した「臨海部の地震被災影響検討委員会報告書」で、首都直下地震で東京湾に大量の油が流出し、東京湾は封鎖され、経済にも大打撃を与えると指摘したが、なぜかついに公表されなかった、というもの。

 記事で注目されるのは、「報告書」では、臨海部では液状化によって、護岸が横に9メートル以上動く側方流動が起きるという予測結果が出たこと、護岸が崩れることで、護岸から50メートル以内に立地するタンクは破断などの被災を受けると推定された、とあることです。

 去る10日の県議会特別委員会で、私もこの側方流動の危険性について質問していました。今回の震災で、実際、京葉臨海北部地区で巾約60センチメートルの護岸のせり出しが報告されています。側方流動の前兆と疑われる現象だと思います。

 「報告書」をまとめた土木学会元会長の濱田政則早稲田大学教授は、記事のなかで「建設から45年以上もたつ岸壁や護岸が3割以上もある。そうした古い護岸のほとんどは耐震化されていない。」と指摘しています。しかし、各事業所からの地質データの提供が得られず、解析が進まなかったといいます。

 濱田教授は、今回の震災で、護岸が約20センチ海側にせり出した川崎市の東扇島西公園を側方流動の前兆として重視しているとのことです。京葉臨海コンビナートでは、それ以上のせり出しが報告されています。

 いずれにせよ、企業の壁を打ち破っての、コンビナートの各事業所への立ち入り調査は、いよいよ喫緊の課題なのではないでしょうか。

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