早大・濱田政則教授から新著が送られてきました

12.04.03


 今日、議会の控え室へ行くと、早稲田大学の濱田政則教授(日本学術会議会員、土木学会会長、日本地震工学会会長など歴任)から、新著が送られてきていました。たいしたお手伝いもできていないのに、何とありがたくうれしいことでしょう。

画像 新著は、「液状化の脅威」というもの。岩波書店の「震災と社会」という叢書の一つのようです。添えられたお手紙には、「将来の地震に対して、本書が液状化による被害軽減に少しでも役に立つことを念願しております。」とありました。一般読者向けに、液状化とは何か、液状化でどんな被害が出るかを容易に理解できるように、との目的で執筆されたとか。

 「はじめに」にこんな一節がありました。ちょっと長くなりますが、引用させていただきます。
 「将来の地震に対し、筆者が最も大きな危惧を抱いているのは東京湾など大都市圏の湾岸部の安全性の問題である。東日本大震災では、液状化に加えて仙台港および千葉港においてコンビナート火災が発生している。
 大都市圏の湾岸地域、特に海域の地震時の安全性は地震防災対策の盲点とも言える課題である。自治体の防災点検は埋立地とそこに建設されている構造物や護岸については行われているが、その前面に広がる海域の安全性の検討はほとんど行われていない。東京湾を例にとってみれば、その海域は東京、神奈川、千葉の1都2県にわたっている。海域によってこれらの3都県がつながっていること、臨海部1ヵ所の被災が海域を伝わって他の地域の安全性を大きく脅かすことから、東京湾全域の問題として取り組む必要がある。このためには自治体間の密接な連携が不可欠であり、政治、行政、民間企業、地域住民および研究者が一体となった取り組みが求められているのである。」

 まったく、ご指摘の通りだと思います。濱田教授の新著「液状化の脅威」は、第1章が「液状化とは何か」第2章が「液状化による被害」、第3章「液状化地盤の流動」、第4章「液状化によって沈んだ島」、第5章「東京湾コンビナートが危ない」、第6章「液状化の発生と被害を防ぐ」からなっています。

 岩波書店、本体価格1800円です。私もこれからですが、ぜひ、ご一読を!

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この記事へのコメント

米粉パン
2012年04月07日 10:13
津波対策のほうは、高知が潜水艦技術で、避難用シエルターを検討しているようですが、海に接する面積が広い千葉は、こちらの問題も、関係あるのでは?