中身濃く、千葉県革新懇のコンビナート防災シンポ

12.06.23



 千葉県革新懇(正式名称「革新と正義のための千葉県の会」)主催のシンポジウム「大震災とコンビナート防災」が今日、開かれました。会場の千葉県教育会館大ホールは、やや空席が目立ちましたが、約200人の参加者がありました。
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 まず主催者を代表して、代表世話人の三輪定宣千葉大学名誉教授があいさつ。すぐに、濱田政則早稲田大学教授による基調講演に入りました。パワーポイントを使って、約1時間、東日本大震災の教訓、首都直下地震への対応などのお話がありました。

 濱田教授は、大震災の教訓として、まず地震・津波予知の失敗とその後の混乱ぶりを各種の資料で紹介。そのうえで、東京湾臨海部の液状化とコンビナートの被害を報告しました。さらに、首都直下地震は、可能性をうんぬんする段階を過ぎて、必ず起こると指摘。それへの対応に話を移し、コンビナートの危険性と課題、自ら取り組む減災に向けての調査・研究の現状を説明しました。
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   写真    会場からの質問に答える浜田正則早稲田大学教授
 休憩後、代表世話人の矢野吉宏さんをコーディネーターに、パネルディスカッション。最初に私から約20分、「コスモ石油の炎上・爆発事故から見えたコンビナートの危険」ということで、報告させていただきました。続いて、対馬進千葉県消防課石油コンビナート班長から、県の取り組みの現状について、お話がありました。
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    写真     報告する小松実
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    写真    報告する千葉県消防課石油コンビナート班長対馬進さん
 その後の会場からの質問は、「タンクの耐震改修に携わったことがあるが、支柱の腐食があるにもかかわらず、そこはやらなくていいなどと言われた。指導はどうなっているのか」「緊急遮断弁は、作業を優先して作動しないようにしていることが多かった。ペナルティーを科しても遵守させるべきではないか」「コンビナート全体の液状化対策は、どうなっているのか」「横須賀の原子力艦事故についてどう考えるか」等々、実に多岐にわたるもので、濱田先生を含めて3人が、それぞれお答えしました。とりわけ、最後に濱田先生が強調されていた、コンビナートで事故が起こり、東京湾炎上ということになれば、東京湾は封鎖される。湾岸の火力発電所への燃料供給が止まり、首都圏のみならず日本全体の大問題になる。コンビナート防災は、国防問題。湾岸全体が結束して、住民、行政、学者・研究者、企業が一致して取り組むべき課題だ、との提起は、その通りだと思いました。

 コーディネーターを務めた矢野さんからまとめの発言があり、やはり代表世話人の安藤肇牧師が閉会の言葉を述べました。さまざまな行事とぶつかって、会場が埋まらなかったのは残念ですが、中身の濃いシンポジウムになったのではないかと思います。

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