山武市の再生可能エネルギーの取り組みを視察

14.04.22


 サンブスギで有名な山武市。今日は、バイオマスエネルギーの取り組みや全小中学校に設置されている太陽光発電の現状などを視察させていただきました。

 会場の「さんぶの森交流センター」に到着すると、もう玄関前で待っていてくれました。(遅刻しなくてよかった!)部屋に案内されて、名刺交換。経済環境部、石𣘺等(いしばしひとし)部長、山武市教育委員会渡邊聰教育部長、経済環境部わがまち活性課越川俊課長に加え、市議会副議長の小野崎正喜さん、日本共産党の視察ということで日本共産党市議会議員の蕨まことさんをはじめ、大勢のみなさんに対応いただきました。お忙しいなか、本当に恐縮でした。経済環境部の石𣘺部長や越川課長、小野崎副議長の名刺は、サンブスギを使用したもの。きれいな木目に加え、今もいい香りが漂っています。(値段が高そうです!)
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 さっそく、わが町活性課のバイオマス推進室長から、「バイオマス事業の取り組み」について、説明をいただきました。市内の森林面積は4420ヘクタール、うちサンブスギ林が1268ヘクタール。春になると、花粉症が話題になりますが、サンブスギは、挿し木のため花粉をほとんどつけません。まっすぐで枝が細く、心材が赤く美しいなど多くの優秀な性質を持ち、古くから建築材や建具、船材等として活用されてきました。ところが今、その森が荒廃しているといいます。なんと、市内のサンブスギの8割以上が「溝腐病」(みぞぐされぴょう)にやられているというのです。

 採算性の悪化から、森林管理がいきとどかず、間伐材や被害木が放置され、それがまた被害を広げています。間伐材や被害木の利活用の道を開き、搬出が行われ、森を再生させることで、サンブスギ本来の利用促進を図っていく必要があります。

 山武市では、市内産木材を一定以上使用した住宅の新築等に補助金を交付する「市内産木材利用促進事業」を実施していますが、加えて、間伐材等のペレット利用を促進しています。市内中学校や市役所本庁舎や各出張所などに45台のペレットストーブを導入。ペレットストーブを購入する住民にも補助金を出しています。市では、小型の製造機を導入し、地元の業者と共同して、ペレットを生産していますが、需要に追い付いていません。製造設備を大型化するにも、採算性の点で問題があります。そこに資源があり、その利用を迫られているのに、もったいない話です。山武市当局、担当者のみなさんの引き続きの努力とそれが大きな実を結ぶことを切に期待したいと思います。

 山武市では同時に、太陽光発電にも力を注いでいます。全小中学校19校の屋根に太陽光パネルが設置されています。2010年設置以来の累積総発電量は、120万KWhを超えています。学校の電力として利用していますが、それを電気料金に換算すると1877万円にもなるとのことでした。余剰電力は売電していますが、総売電量は202万円を超えています。

 「交流センター」での説明の後、現地視察ということで、まず地元業者さんのペレット製造現場を見せていただきました。敷地内には、持ち込まれた間伐材などが山と積まれていましたが、一方でかなりの面積に太陽光パネルも敷き詰められており、業者さんの再生可能エネルギーへの熱意を感じました。
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 業者の方にご案内いただき、稼働中の小型のペレット製造機を見、製造過程などの説明を受けました。業者さんは、ペレットストーブや薪ストーブの販売も手掛けているとのこと。使用中のペレットストーブも見せてもらいました。なんとか、地元の資源を活かして、地域経済を活性化させたいという思いに共通するものを感じて、それぞれの場で奮闘しようと固い握手を交わしました。

 その後、日向小学校にご案内いただき、屋上に設置された太陽光パネルや玄関に設置されたモニター画面などを見せていただきました。
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 バイオエネルギーの産業化という点では、まだまだ課題はありますが、それこそ官民一体の取り組みで、地域の資源が地域に利益をもたらし、雇用を生み、地域を潤す。そして、自治体財政にも貢献する。そんな循環型の地域経済発展の道が切り開かれるよう、微力を尽くしたいと思います。

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