重度心身障害者(児)医療費助成現物給付化、来年8月から

14.06.17


 県議会は今日から、各党による質問戦。一番手は、最大会派の自民党です。

 その自民党が、こともあろうに重度心身障害者(児)医療費助成制度の現物給付化について質問しました。これに答えて知事は「来年8月からの実施」を明らかにしました。対象は、身体障害者手帳1級・2級、千葉県療育手帳マルA・Aの所持者です。

 現物給付化とは、いわば「窓口無料化」のこと。これまでは、自己負担分をいったん全額支払ったのち、申請に基づいて全額が償還される「償還払い」でした。手続きが面倒なため、制度はあっても十分に利用・活用されてきませんでした。「現物給付=窓口無料化に」と障害者団体のみなさんが、20年来運動し、繰り返し請願等を提出。日本共産党が、請願の採択や制度の実現を求め奮闘し続けてきたものです。

 障害者団体のみなさんにとっては、大きな朗報ですが、一方、通院一回、入院一日当たり300円の自己負担が求められることになります。また、65歳以上で、新たに重度障害になった人は、この制度が適用されません。窓口無料化の一方で、こうした制度の後退を持ち込もうというのは、道理がありません。

 それにしても、日本共産党が障害者団体のみなさんとともに求め続けてきた制度がいよいよ実現するという段になると、それまでは背を向け続けていた与党に質問をさせて、その手柄のように見せる。なんとも卑しいやり方です。

 かつて、子どもの医療費助成制度でも、同じような場面がありました。子ども医療費の通院助成制度も、繰り返し住民団体から請願が提出され、日本共産党が紹介議員になって採択を主張するが、与党などの反対で否決されることが繰り返されていました。いよいよ世論に逆らえなくなって、それを実現せざるを得なくなったとき、やはり自民党の質問に答える形で実施を明らかにしたのです。

 当時のことを今もありありと思い出します。自民党が質問をし、知事が「実施」の答弁をするというその日。当時の社会部長(現・健康福祉部長)が、日本共産党の控室に沈痛な面持ちでやってきました。そして、実は、この後の自民党の質問に知事が答えるが、この問題を一貫して取り上げてきたのは日本共産党だ、本来なら日本共産党に答えるべきところだが、諸般の事情でこういうことになった、申し訳ない、と謝罪したのです。私たちは、いやいや、とにもかくにも制度の実現は喜ばしいことだからと、鷹揚に構えていたものでした。

 当時の幹部職員には、まだそんな良識があったものでした。

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