「千葉県議会、地震・津波議連」の講演会

14.09.26


 今日、本会議散会後、「千葉県議会地震・津波対策議員連盟」主催で、「東日本大震災の教訓」と題する講演会があり、参加しました。

 講師は、石巻魚市場株式会社代表取締役社長の須能邦雄さん。配布されたプロフィールによれば、須能さんは、昭和18年水戸市生まれ。石巻商工会議所副会頭のほか、水産庁水産政策審議会委員、宮城県産業振興審議会委員、石巻市食育推進会議委員長などを務め、昨年5月には、衆議院震災復興特別委員会で、水産業復興の課題を訴え、今後の被災地における漁業・水産業の再生についての決意を示したとのことです。フーテンの寅さんをこよなく愛す熱血71歳とありました。
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 震災当日の体験から語り始めた須能さんは、「東日本大震災」というネーミングでは、震災の本質がわからないとしたうえで、「震災の本質」は、二つだと「平成三陸大津波(自然の災禍)」と「福島原発大惨事(文明の惨禍)」を指摘しました。

 「大津波」という点では、自然への畏敬の念を喪失して、売買のために土地の履歴のわかる地名を勝手に変更してきたと指摘。先人たちが地名に残した教訓が生かされてこなかったことが、津波被害の拡大につながったということでしょうか。

 また、原発については、「原発がなければ、これほど苦しまなくてすんだ」と、ズバリ指摘。15メートルの津波高を予測できたにもかかわらず、対策をとろうとしなかった東電を告発しました。経済至上主義の行き過ぎが、危険の過小評価・想定につながったと指摘、返す刀で、一部の金持ちばかりが優遇される「新自由主義」をも厳しく批判しました。

 さらに、硬直した行政システムが復興の妨げになっていると、厳しい言葉をつづけました。

 復興の課題に話をすすめた須能さんは、「自助・共助・公助」というが、それは「平時」のことだと言います。いざというときには、「公助」が中心にならなければならない、いざというときに「さあ、助け合いましょう」などといっても始まらない、と指摘します。震災を生き抜き、復興にまい進してきた体験に裏付けられた重い言葉だと思いました。

 最後に、「教育の重要性」にふれた須能さん。「震災時、みんな学校に逃げた。先生方が、避難所の設営から配置、避難者の名簿作りなど、まったく自主的にやってくれた」と、学校の役割の大きさを指摘。同時に、子どもたちに放射能について、きちんと教育をしておくべきだと、安全基準が厳しすぎることで、水産業が打撃を受けてきたことへの怒りも。

 「金の勘定も大事だが、心の勘定がもっと大事」そんな言葉で、講演を締めくくりました。

 おそらく政治的立場は異なるのでしょうが、認識や思いに共通する点、共感するところが、多々ありました。

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