「『戦争する人づくり』阻もう」三輪定宣さんの赤旗インタビュー記事

15.06.09



 今朝の「しんぶん赤旗」首都圏版に、「『戦争する人づくり』阻もう」「千葉県教委の教科書採択介入」との記事が掲載されました。「教科書と教育を考える千葉県民の会」代表の三輪定宣千葉大学名誉教授へのインタビューをまとめた記事です。
画像

 千葉県教委は、昨年度の採択時から、実教出版の高校日本史教科書を排除する動きを強めてきましたが、今年度になって改めて、それでもなお採択した10校に対して、授業内容を報告させる事務連絡を出しています。

 実教出版の教科書にある「国旗・国歌」「第二次世界大戦の犠牲者数」「南京事件の犠牲者数」を扱う授業について、「授業実施年月日(参観日)」とともに、「使用した補助教材・資料等は、あらかじめ計画されたものと変更はないか」等について、授業を参観した管理職の「職・氏名」とともに報告させるものです。

 侵略戦争を美化する「日本会議・地方議員連盟」に所属する県議が、議会質問の度に当該教科書の攻撃を繰り返してきましたが、県教委の介入は、この要求に歩調を合わせたものです。

 三輪定宣さんは、言います。「過去に日本が犯した侵略戦争の事実に正面から向き合うことは『自虐』ではありません。二度と戦争はしないと決意してこそ、本当の意味での誇りを取り戻せます。過ちを正当化し、開き直る歴史観を子どもたちに押し付けることは、健全な人間の成長をゆがめます。」
 「戦前と戦争は、教室から始まりました。国のため、天皇のために、個人の尊厳と命を投げ捨てることが美しいのだと教えられた子どもたちが戦場へ送られました。」
 「いま再び、安倍政権による『戦争する国づくり』と一体に、『戦争する人づくり』が狙われています。県教委の介入はこの動きと軌を一にするものです。」

 7月12日には、「戦争は教室から始まる」をテーマにシンポジウムが開かれることも、記事で紹介されています。

画像 同じ今朝の「しんぶん赤旗」文化欄のコラム「朝の風」には、「『侵略』定義の驚くべく発言」として、育鵬社歴史教科書編集会議座長の伊藤隆東大名誉教授の発言が紹介されていました。

 日本教育再生機構の機関誌で、伊藤氏は「侵略の定義は学問的にははっきりと定まっていません」と述べたうえで、自分の定義は「侵略とは、敗戦国が行った武力行使」だという驚くべき発言をしているというのです。

 安倍首相も、参議院予算委員会で「侵略の定義は定まっていない」との同様の答弁をしていますが、しかし、1974年の国連総会では「侵略の定義決議」が採択され、国際的には明確になっています。第一次安倍内閣のもとで始まった日中歴史共同研究の報告書でも、日中戦争を日本の中国侵略と定義しています。

 こうしたことを指摘したうえで、コラムは「育鵬社教科書は、こんな初歩的事実も知らない『歴史学者』が編集会議座長になっているのだからあきれる。」「こんな無知と非常識の上につくられた教科書を採択すべきでない。」と指摘します。

 実教出版の日本史教科書を攻撃する輩が今、その育鵬社や自由社(新しい歴史教科書をつくる会)の教科書を採択させるために躍起になっています。恥ずかしい日本にしないためにも、負けるわけにはいきません。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

ガッツ(がんばれ!)

この記事へのコメント