日本共産党県議団、教科書ネットが県教委に抗議

15.08.27


 昨日、千葉県教委は、来年度から県立中学校(県立千葉中学校、県立東葛飾中学校)で使用する歴史と公民の教科書について、かつての日本の侵略戦争を美化する立場で編集されている「育鵬社」版を採択しましたが、日本共産党千葉県議団は今日、県教委に対して抗議の意思を含めて、経過報告を求めました。そこに「子どもと教科書千葉ネット21」(以下、「教科書ネット」)も同席、県教委とのやり取りのあと、「不法・不当な採択に抗議し、採択のやり直しを要求する」との抗議文を提出しました。
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   写真   「抗議文」を手渡す「教科書ネット」川鍋光弘事務局長
 昨日のブログにも書きましたが、採択のための県教委臨時会の公表は、わずか二日前。しかも会議は、非公開。この間「教科書ネット」の再三の要請にもかかわらず、採択の仕組みや日程等について、明らかにしてきませんでした。県民の目も口も塞いだ徹底した秘密主義のもとで、県教委は採択を強行した形です。

 従来、県立千葉中学校では、千葉高校および千葉中学校の担当教員や管理職、地域代表や中学校教員代表、県教委指導課などで構成される委員会による調査・研究の後、数種の選定候補教科書を推薦、それを受けて、県の選定審議会が選定し、教育長の専決で採択されてきました。ところが、一部、日本会議系自民党県議らの議会での要求を受け、県教委は、規則を変更、県立中学校の教科書採択を県教委の議決事項としてしまいました。現場の教員や地域代表の声、意向は、届かない仕組みになりました。

 県教委とのやり取りのなかでは、信じられないような発言・認識がたびたび飛び出しました。

 たとえば、文科省は、今年4月7日付各都道府県教育長あて「通知」でも、「教科書の採択に関する情報の積極的な公表に取り組んでいただきたい」としています。県教委の「9月1日までは、一切を公表しない」「採択会議も非公開」という姿勢は、この文科省の通知にも反するのではないか、との指摘に対して、県教委は「静謐な採択環境を維持するため」と、繰り返します。「文科省の通知は、静謐な採択環境を損なうということか」「文科省の『情報の積極的な公表』という方針は、間違っていると考えているのか」との指摘には、口を閉ざして応えようとしません。しかし、再三のやり取りのあげく、「千葉県教委としては、そう考えているということを確認していいか」との問いに、ついに「はい」と肯定するに至りました。今後、国会でも問題になりうる重大な答弁です。
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 また、市町村の採択に関して、会議の公開や情報の公表についてどんな指示を出しているのかとの問いに「県教委としては、とくに指示を出していない。採択区ごとの判断だ」と、再三答弁しつつ、「採択会議が公開されている市では、傍聴者に対して、『県教委の指導で、9月1日までは、傍聴した中身について公表しないように』と担当が指示しているではないか」と追及されると「そういう指示は出している」との答弁。「ここでも、文科省の方針にさえ反する指導をしているではないか」との指摘には、だんまりです。しかし、採択会議の公開については、「各採択区の判断」との認識が示されたことは、重要です。

 さらに、「採択方式の変更について、そのルールを書いたものがあるはず。それを出せ」との指摘には「ペーパーとしてはない。」との驚くべき答弁。「極めて重要なルールなのに、あなた方の頭のなかにしか、書かれていないのか。あなた方がルールか」と追及すると、また口を閉ざしてしまいます。書いたものを提出するように、と要求しました。

 いずれにせよ、頑迷な秘密主義を貫く県教委には、「知らしむべからず、よらしむべし」との前時代的な体質・発想があるように思います。

 今後、さらにいっそう大きな県民運動を巻き起こし、県教委の県民排除の秘密主義、そのもとでの「戦争する人」づくりの教育推進を打ち破っていく必要があります。

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