教科書採択、際立つ県教委の異常さ

15.09.01



 市町村立中学校教科書の採択状況が発表になりました。県内には、県立中学校以外に15の採択地区がありますが、注目の「歴史」「公民」の分野で、育鵬社=森田健作知事が代表委員を務める改憲右翼団体「日本教育再生機構」の教科書や自由社の教科書を選んだところはありませんでした。過去の日本の侵略戦争をアジア解放の正義の戦争だったとする異常な歴史観、世界に通用しない歴史の改ざんを子どもたちに押し付ける教科書が採択されなかったのは、ひとまずは、県民の良識、世論と運動の成果です。
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 それだけに、徹底的な秘密主義を貫き、県民や現場の教員の声を排除して、県立中学校の教科書に育鵬社を採択した県教委の異常な体質が浮き彫りになっています。(8/26、8/27ブログ「ひとりごと」参照)

 県教委の異常さは、文科省の通知にさえ反して、教科書採択の経過を一切公表しない、市町村の採択にまで非公表を迫るといった県民排除の秘密主義だけではありません。育鵬社の教科書を採択する一方、意に沿わない記述がある実教出版の高校日本史教科書を採択した県立高校に対して、異常な介入・干渉を繰り返し、その採択に圧力をかけ続けています。(8/6ブログ「ひとりごと」参照)

 実教出版の高校日本史教科書の何が気に食わないのか。一つには、国旗・国歌法成立のところで、欄外の注釈に、「一部自治体で強制の動きがある。」と書いてある、これが気に入らない。さらに、右翼団体の日本会議系自民党議員の議会質問を奇貨として、同教科書にある「南京大虐殺」「戦争犠牲者数」について、難癖をつけたのです。

 しかし、教職員に対して、日の丸・君が代を職務命令を持って強制し、従わなければ処分するという東京都のようなやり方について、あの文科省でさえ検定に当たって、「強制と言えなくはない」と述べています。もちろん検定も通っています。にもかかわらず県教委が、改めて現場教員に対して、あれこれと指導上の注文をつけ、授業計画や資料の提出を求める、さらには、管理職に授業を点検させ、報告を求めるなどというのは、二重検定ともいうべきもので、戦前の軍国主義教育を彷彿とさせる異常極まりないやり方だといわなければなりません。事実、実教出版の高校日本史教科書を採択している学校は、全国三十数道府県に及びますが、学校現場・教職員にここまで圧力をかけているのは、千葉県教委だけです。

 千葉の子どもたちが、これからの国際社会で、恥ずかしい思いをしなくてすむように、こんな歴史も知らないのかとバカにされないように、子どもたちには、日本の過去の誤りも含めて歴史の真実をしっかり学ばせたいものです。

 そのためにも、運動を続け、声をあげ続けなければなりません。

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