落語の魅力を堪能「柳の家の三人会」

16.09.17



 楽しみにしていた「柳の家の三人会」。柳家喬太郎、柳家花緑、柳家三三の中堅実力派のそろい踏みです。会場の千葉市民会館は、ほぼ満席でした。
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 最初の登場は、二つ目の柳家花飛さん。これで、「かっとび」と読むんだそうです。花緑さんのお弟子さんです。演目は「桃太郎」。教養のないおやじが、小賢しい子どもにやり込められる噺です。客を呼ぶには、まだもう少しという感じでした。

 三人のトップを切って登場したのは、柳家喬太郎。私の大好きなさん喬のお弟子さん。「千葉はいいですねー。」と、持ち時間の半分は、地元のネタで笑わせます。演目は「そば清」。そばの大食いが、何枚食えるかで賭け勝負。あるとき、ウワバミが猟師を飲み込んだ後、赤い草を飲んで人間を溶かした(消化した)のを見て、これさえあれば、どんなかけにも勝てると、その赤い草を持ち帰る。さて、大勝負の大詰めにその赤い草を飲み込んだ大食い男。後に残ったのは、そばと羽織だったという、ちょっとおどろおどろしいオチでした。
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 中入り後は、三三。ご存知、人間国宝小三治師匠のお弟子さん。まだ二つ目のとき、若葉区民ホールで、小三治の「親子会」に登場。初めて聞いた時から、ただ者ではないと思いました。その後、案の定、若手の実力派としてぐんぐん力を発揮してきました。今日の演目は「青菜」。植木職人とお屋敷のご主人のやり取りなど、小三治師匠の「青菜」とは一味違う、滑稽さが際立つ演出で見事でした。

 最後が、花緑。やはり人間国宝だった先代小さんのお孫さん。22歳での真打昇進は、戦後の最年少記録です。演目は、「竹の水仙」。一文無しの左甚五郎が、旅籠で日に三升の酒を飲み十日も居候。宿代の代わりに細工した竹の水仙がお大名の目にとまり、三百両で買い上げられるという噺。似たような噺に「抜け雀」などがあります。今風のギャグをふんだんに盛り込んでの熱演でした。

 三者三様。勢いのある落語会でした。

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