すみや信一知事候補、大いに語る

17.03.12


 今回の知事選に当たって、「教科書と教育を考える千葉県民の会」(代表、三輪定宣千葉大名誉教授。以下「県民の会」)は、各候補者に教育・子育てに関する公開質問状を送り、回答を求めてきました。その回答の紹介と各候補に政策を聞く会が今日、千葉市の「きぼーる」で開かれ、参加してきました。

 「県民の会」の村田マユコさんの開会のあいさつで始まりましたが、残念ながら、現職は、回答もなく、姿も見せません。元浦安市長は、回答は寄せたものの、やはり会場には来られないとのことで、さっそく、回答を寄せ、会場にもみえたただ一人の候補者、すみや信一さんのお話になりました。
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   写真   開会を告げる村田マユコさん
 「給付型奨学金について」「特別支援学校の過密化について」「教育への政治介入について」「道徳の教科化について」「教育予算について」「教員の不足について」「前・後期の2回にわたって実施されている今の高校入試のあり方について」他に、オリンピック対策や35人学級など、13項目にわたる公開質問の内容にそって、すみやさんは、限られた時間のなかで、わかりやすく論を展開されました。

 すみやさんは、「希望すれば、誰もが受けられる県独自の給付型奨学金制度を」と、高校の授業で生徒たちとともに、奨学金返済に苦しむ若者たちの実態を報道したテレビ番組で学習したことも紹介しつつ、訴えました。
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   写真   縦横無尽に教育を語るすみや信一さん
 教育への政治介入については、実教出版の高校日本史教科書に対する県の不当な採択妨害と採択校の授業への異常な干渉・介入に真っ向から対決してきた経過を報告。道徳の教科化についても、大問題になっている森友学園が教育勅語を子どもたちに暗唱させていることなど、戦前の教育への逆行は許せないとしたうえで、「一番の反道徳は、ブラック企業だ」とズバリ。「政治介入については、知らないので答えられない。」「(道徳について)人としての倫理や規範について、しっかり教える必要がある。」と、答えた他候補との際立った違いも明らかになりました。また、教育予算については、「新任の先生が初めての給料をもらう前に、10万円も自腹を切ってパソコンを買って仕事をしている。」などと、教育現場の実態を踏まえたうえで、教育予算の増額を約束しました。

 35人学級について、教育関係者・住民の粘り強い運動が、県議会での「25人学級推進の決議」につながったとし、世論が大きくなれば、党派を超えて合意できる課題だと主張。県民の切実な願いを、世論を背景に、党派を超えて実現していく、そういう知事になりたいと結びました。

 すみやさんは話のあと、会場からの質問にも答えました。「先進各国のなかで、日本の子どもたちは、学ぶ意欲・自己肯定感が低いとの調査結果が出ている。対策は?」などの質問に、「異常な競争主義が、子どもたちを深く傷つけている。」と本質を指摘、高校受験の問題を含めて、競争教育を改めていく決意を表明しました。
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   写真   会場からの質問。それを追うテレビクルー。
 すみや信一候補が退出した後、参加者の間で様々な議論が展開されました。最後に、「県民の会」としての「提言」も発表され、三輪定宣代表が閉会のあいさつを行いました。
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   写真   閉会のあいさつを述べる三輪定宣「県民の会」代表
 こうした取り組みが、各界・各分野でさらに広がり、各候補の政策や県民に対する姿勢の違いがもっともっと全県民的に明らかになるようになれば、千葉県の民主主義の大きな発展につながると思うのですが。

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