葉室麟を悼む

17.12.25

 また一人、好きな作家が亡くなった。葉室麟。1951年生まれだから、私より3歳若い。
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 先日、近くの図書館から「墨龍賦」を借りて読んだばかりだ。「蜩ノ記」で、直木賞を取ったが、私はデビュー作の「乾山晩秋」とその文庫版に収められた狩野永徳、長谷川等伯、英一蝶等を描いた一連の絵師の物語が好きだった。

 しんぶん赤旗の日曜版にも、度々登場していた。まだまだこれからを楽しみにしていたのに、残念でならない。
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 それにしても、時代小説の旗手ともいえる作家たちが、なぜこうも早々と逝ってしまうのか。

 「利休にたずねよ」で直木賞を取った山本兼一は、2014年の2月。57歳だった。NHKの大河ドラマになった「天地人」の火坂雅志は、2015年のやはり2月。58歳だった。あまり似合うとは思えないのに、細身の長身に長髪、和服を着て、作家然としているところが好きだった。

 藤沢周平の大ファンで、エッセイも含めてすべての作品を読んではいるが、今も、毎月2~3冊は、2度目3度目と読んでいる。先日も「海鳴り」(文春文庫、上・下)を読んでいて眠れなくなり、夜の白々明けに仕方なしに本を閉じた。

 もちろん、藤沢周平とはひと味もふた味も違う作家たちだが、返す返すも残念でならない。

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