安倍政権与党が勝ったのか?大マスコミの異常


 今更という気もするが、テレビをはじめ大マスコミの論調がおかしい。テレビを見ていると、今度の参議院選挙では、またしても安倍政権与党が勝利したかのように思わせられる。安倍首相のまるで勝利宣言のようなコメントが繰り返し流され、改憲への意欲が強調される。

 しかし、事実はどうか。自民党は、改選議席66から57へと9議席も減らしているのだ。その結果、非改選と合わせても113議席で、単独過半数を割り込んだ。その結果、公明党や維新、与党系無所属の3議席を加えても、改憲勢力は、160議席。改憲発議に必要な3分の2の議席(164議席)を割り込んだのだ。
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 得票はどうだろうか。もちろん、投票率の問題もあるが、前回2016年参院選との比較では、自民党は240万票余りを失った。これは、今回注目されたれいわ新選組が得た228万票を超える票数だ。さらに、公明党は、103万6千票余、維新も、24万6千票弱減らし、改憲勢力全体では、368万5290票もの後退なのだ。

 一方、大マスコミが極力避けて通る「市民と野党の共闘」のほうはどうか。全国32の1人区のうち、10選挙区で勝利した。改選は2議席だから、8議席を増やしたことになる。とりわけ、岩手、宮城、秋田、山形、新潟など、首相と官房長官が、それぞれ複数回にわたってテコ入れしたところで、軒並み野党統一候補が勝利した。

 こうした事実を百も承知で、安定過半数だからとあたかも安倍政権与党が勝利したかの如く描こうとする。背景に何があるのか。

 27日付しんぶん赤旗を読んで、なるほどと思った。選挙後、23日夜、NHK、日本テレビ、テレビ東京、「朝日」「毎日」「読売」などのメディア幹部が、東京・赤坂のイタリア料理店で、安倍首相と2時間会食をしたという。諸外国ではありえない、マスコミの権力との癒着。それを恥とも思わぬ日本メディアの堕落と退廃。

 かつて、権力に首根っこを押さえられ、権力の手先と化したマスコミに、国民は騙され続け、戦争への道に追いやられた。その反省も不十分なまま、戦後日本の大マスコミは復活した。そして今また、同じ道に国民を引きずり込もうというのだろうか。

 しかし、戦後憲法を手にした私たちには、それは通じない。今度の選挙結果が、それを示している。「市民と野党の共闘」の発展を止めることはできないし、大マスコミがこれを無視し続けることもできなくなるだろう。26日、日本共産党の志位和夫委員長と立憲民主党の枝野幸男代表が会談し、参院選での野党共闘の成果を確認し、総選挙に向けて協力関係を強めていくことを確認した。
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