「桜を見る会」を「アベが散る会」に!

19.11.16

 安倍首相が追い詰められている。「桜を見る会」が「桜が散る会」になろうとしている。

 日本共産党の志位和夫委員長は、14日の会見で「疑惑はふくらむ一方だ」と述べ、3点の疑惑を指摘した。

1. 「桜を見る会」を安倍首相の後援会が私物化し、国民の血税を使って買収を行っていた疑惑。
2. 一人5000円会費で850人規模で開いた「前夜祭」の収支が、安倍氏の関連政治団体の収支報告書に記載されていない問題。(政治資金規正法違反)
3. 官邸内の「推薦枠」があったにもかかわらず、また安倍後援会が招待者の取りまとめをしていたにもかかわらず、「招待者のとりまとめに関与していない」(8日、参院予算委)と述べた虚偽答弁。

 首相出席の衆参両院での予算委員会徹底審議は、国民の当然の要求だ。

 10月13日付「しんぶん赤旗日曜版」一面に「首相主催 『桜を見る会』安倍後援会御一行様 ご招待」「税金でおもてなし」「地元山口から数百人規模」の見出しが躍った。「桜を見る会」は、税金を使った公的行事。開催要項では、その招待範囲を「各国大公使等、衆参両院議長及び副議長、最高裁判所長官、国務大臣、副大臣及び大臣政務官、国会議員、認証官(その任免が天皇により認証されるべき官職。最高裁判事、検事総長等々)、事務次官等及び局長等の一部、都道府県の知事及び議会の議長等の一部、その他各界の代表者等」となっている。ここに安倍首相は、自分の後援会関係者を850人も招待していた。参加費は無料。アルコールやオードブル、お菓子、お土産も振舞われる。経費は、私たちの税金だが、予算額の3倍(5519万円)にも達した。公的行事の私物化以外の何物でもない。
DSC03506 (2).JPG   写真   10月13日付「しんぶん赤旗日曜版」一面
 しかし、メディアの反応は、鈍かった。後追いで、調査・報道するメディアはなかった。

 「しんぶん赤旗日曜版」は、翌週20日付でも、この疑惑を追った。そして、11月8日の参院予算委員会。日本共産党の田村智子議員が、この問題を取り上げて、安倍首相を追及した。関係者のブログや証言など、動かぬ証拠を突きつけ、国民の税金で大々的に地元後援会を接待していた事実を暴露し、首相の資格にかかわる問題だと追及した。
DSC03507 (2).JPG   写真   10月13日付「しんぶん赤旗日曜版」6.7面
 さすがにテレビ各局をはじめ、メディアもこれを大きく取り上げざるを得なくなった。頼もしかったのは、野党が揃ってこの問題を追及する「『桜を見る会』追及チーム」を立ち上げたことだ。そして、もうすでに国会では当たり前の姿になった野党の「共同ヒヤリング」が行われ、「チーム」から「本部」へと格上げして、共同の取り組みを強化することが確認されたことだ。
DSC03508 (3).JPG   写真   11月15日付「しんぶん赤旗」3面
 「桜を見る会」の前日には、毎年のことだそうだが「安倍晋三後援会 桜を見る会前夜祭」が行われていた。会費は一人5000円。政治資金規正法は、対価を徴収して行われる催しを「政治資金パーティー」と規定し、収入や経費を収支報告書に記載するよう義務付けている。しかし、安倍首相が代表を務める政党支部や関係する政治団体のいずれの収支報告書にも「前夜祭」の記述はないという。明らかな政治資金規正法違反に当たる。

 前夜祭の会場は、今年は千代田区の「ホテルニューオータニ」。果たして5000円会費で飲食のすべてを賄えるのか。「通常一人11000円は下らない」とのホテル関係者の証言もある。差額を誰が負担したのか。日本共産党の小池晃書記局長は11日の会見で、「メロンやうちわ、線香を配り、大臣・議員を辞めることがあったわけだから、税金を使った公的行事を自らの後援会のために私物化していたとしたら首相の資格にかかわる極めて重大な疑惑になる」と、指摘した。税金でのおもてなしに加え、ホテルでの850人もの後援会員への飲食代の提供があったとしたら、メロンやうちわの騒ぎではない。
DSC03509 (2).JPG   写真   11月17日付「しんぶん赤旗日曜版」1面
 田村智子議員の追及にたじたじとなった安倍首相は、「招待者の取りまとめ等には関与していない」と答弁した。しかし後援会員は、「2月ごろ、下関市の安倍事務所から“桜を見る会に行きませんか”と案内が来た。名前や住所などの必要事項を紙に書いて安倍事務所に送り返すと、内閣府から桜を見る会の招待状が届いた」と証言している。安倍氏はまさか、自分があて名や住所を書いたわけではないから、関与していないなどと言い訳するのだろうか。盟友の菅官房長官は、13日の会見で、それまでの説明を翻し、「内閣官房の取りまとめにあたっては、官邸や与党にも推薦依頼を行っていることを認めた。官邸に推薦依頼をして、それを取りまとめていたなら、首相の関与は明らかすぎるほど明らかだ。国会答弁は、虚偽だったことになる。
DSC03511 (2).JPG   写真   11月17日付「しんぶん赤旗日曜版」6.7面
 税金を使った買収、政治資金規正法違反、そして国会での虚偽答弁。首相の資格はもちろん、国会議員の資格さえない。日本共産党としんぶん赤旗の奮闘に心から敬意を表するとともに、野党が一致結束して、安倍退陣まで頑張ってくれることを期待したい。