千葉市、カジノ誘致を断念

 千葉市の熊谷市長が先ほど、いわゆるIR=カジノ誘致について、申請を断念することを明らかにした。住民の良識の勝利だ。
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 熊谷氏は記者会見で「現在の申請に向けたスケジュール案では、関係者との調整や手続きに十分な時間を取ることができない」と述べ、来年7月までの国への申請を断念する意向を表明したとのこと。
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 将来的な誘致の可能性については「IRについては今後も研究するが、現時点で次の申請を考えているわけではない」と含みを持たせ、IR議連の秋元司衆議院議員の逮捕の影響については「直接関係はない」と否定した。

 カジノ誘致については、先月17日千葉市革新懇が、日本共産党の大門実紀史参議院議員を招いて「カジノ誘致に反対運動を!」と題する講演・学習会を開催したばかり。そこでも、「誰かのお金を奪うだけで、なんの付加価値も生まないカジノに経済効果などない」「日本への進出に前のめりの米国カジノ資本のターゲットは、日本人(7~8割という)。日本人から奪ったお金は、アメリカ本国に移される。『究極の売国法』だ」と、厳しい批判があった。
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 しかも、ギャンブル依存症は、男性7.8%、女性1.2%(千葉市の調査)で、全国平均の3.6%を超えて深刻な現状にあること。日本共産党市議団のアンケートでは、78.1%が反対を表明していることも指摘されていた。

 来年は、3月に知事選、その後6月頃に千葉市長選と続く。巷では、熊谷氏が知事選に意欲を示しているとも取りざたされている。そんなことも背景にあるのかもしれない。とにもかくにも、市長の誘致断念表明は、歓迎すべきこと。私たちの声と運動がまた一つ、市政を動かすことになった。