黒川氏「訓告」の不自然、徹底追及を


 黒川検事長の「訓告」をめぐる森法務大臣と安倍首相の発言。日本語をふつうに解する人なら、食い違いは明白だ。

 森法務大臣は、こう言っている。「内閣で決定したものを、私が検事総長に『こういった処分が相当であるのではないか』ということを申し上げ、検事総長から訓告処分にするという知らせを受けた」(22日の記者会見)

 解説は要らないと思う。処分は、内閣が決定した。それを法務大臣が検事総長に伝えた。そして検事総長が訓告処分にすると森法務大臣に返事をした、ということだ。
DSC04159 (2).JPG   5/26付け「しんぶん赤旗」の1面

 しかし、安倍首相は「検事総長が事案の内容等諸般の事情を考慮して適正に処分を行い、それを受けて私は了承した」と答弁している。(22日、衆院厚労委)

 こちらは、検事総長が処分を決めて、首相は了承しただけだ。

 「訓告」があまりにも軽い処分だとの国民からの厳しい批判に、内閣が動揺している。国民の批判は当然だ。人事院の「懲戒処分の指針について」では、国家公務員が賭博をした場合の処分の標準例は「減給又は戒告」「常習として賭博をした職員は、停職」とされているという。黒田氏の賭け麻雀は、明らかになっただけで3年は続けられていた。常習だ。しかも、同指針では「非行行為を行った職員が管理又は監督の地位にあるなどその職責が特に高いとき」「非行行為の公務内外に及ぼす影響が特に大きいとき」は、標準例より重い処分とすることが考えられるとしている。これも、黒田氏に当てはまる。
DSC04158 (2).JPG   5/26付け「しんぶん赤旗」の2面
 黒田氏が、懲戒処分になって困るのは誰か。懲戒処分となれば、黒田氏の定年延長を決めた閣議決定を撤回せざるを得なくなる。当然、首相の責任が問われる。そうなれば、せっかく手に入れようとした検察人事への介入、「どんな犯罪ももみ消してくれる検事総長を」の狙いがフイになる。困るのは、安倍首相だ。

 国民の多くは、おそらく安倍首相の答弁をまともには受け止めていないだろう。これまでも私たちは、さんざん安倍首相のウソと責任逃れにうんざりさせられてきた。

 野党は国対委員長連絡会で「首相出席の集中審議」を求め、「徹底追及」することを決めた。一致結束して、徹底してこの国の膿を出し、洗浄してほしい。

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