「検察庁法改定反対」検察OBのみなさんの良識と勇気に敬意

 一昨日15日。元検事総長や最高検検事、高検検事長や法務省官房長ら、錚々たるメンバーが、検察庁法改定案に反対する意見書をまとめ、森法務大臣に提出した。

 意見書はまず、「閣議決定による黒川氏の定年延長は、検察庁法に基づかないものであり、黒川氏の留任には法的根拠はない」と指摘する。(5/16付け「しんぶん赤旗」から。以下同じ。)
DSC04145 (2).JPG   「しんぶん赤旗」の1面
 そのうえで、「検察官は公訴権を独占し、併せて捜査権も有する。政財界の不正事犯も当然捜査の対象になる。時の政権の圧力によって起訴に値する事件が不起訴とされたり、起訴に値しないような事件が起訴されるような事態が発生するようなことがあれば、日本の刑事司法は適正公平という基本理念を失って崩壊することになりかねない。」と、重大な危惧を表明。
DSC04147 (2).JPG   「しんぶん赤旗」の3面
 安倍首相が、黒川氏の定年延長について、国家公務員法の解釈を変更したと述べたことについても、「本来、国会の権限である法律改正の手続きを経ずに内閣による解釈だけで法律の解釈運用を変更した宣言であって、(中略)近代国家の基本理念である三権分立主義の否定にもつながりかねない」と、厳しく批判。

 さらに今回の法改正について、「検察の人事に政治権力が介入することを正当化し、政権の意に沿わない検察の動きを封じ込め、検察の力をそぐことを意図していると考えられる」と指摘。「黒川検事長の定年延長の閣議決定、検察庁法改正案提出と続く一連の動きは、検察組織を弱体化して、時の政権の意のままに動く組織に改変させようとする動き」だと、断じている。
DSC04148 (2).JPG   検察OBのみなさんの意見書(抜粋)「しんぶん赤旗」より
 意見書は最後に、「心ある国民すべてがこの検察庁法改正案に断固反対の声をあげて、これを阻止する行動に出ることを期待してやまない。」と、私たちにも檄を飛ばしている。

 検察畑の重鎮たちの言葉だけに重みを感じると同時に、その勇気と良識に心から敬意を表したい。「しんぶん赤旗」の同じ紙面には、全国の弁護士会の9割が、検察庁法改定に反対を表明していることが報道されている。

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