植田泰治プロデューサー、映画「レッドパージ」(仮題)の制作支援の訴え

 今日は、治安維持法国賠同盟千葉県本部で、機関誌「不屈」の発送作業。午前中に、滞りなく作業を終え、午後からは三役会議。

 少人数の会議でしたが、遠路、わざわざ映画プロデューサーの植田泰治さんが、ドキュメンタリー映画「レッド・パージ」(仮題)の制作支援の訴えにお見えになりました。

 「レッドパージとは、1949年から51年にアメリカ占領軍の示唆の下で、日本政府と企業が加担して強行された、日本共産党員とその支持者や労働組合活動家に対する不当な解雇のこと。推定4万人以上が『アカ』『企業の破壊者』などの烙印を押されて職場を追われた。」(「レッドパージ」リーフから)
DSC04197 (2).JPG   映画制作の現状や意義を語る植田泰治プロデューサー

 リーフには、「この問題が清算されない限り、日本では何時までも思想による差別・弾圧が正当化され続けるでしょう」(斉藤貴男 ジャーナリスト)「憲法を踏みにじる誤りは、憲法の精神に立ち返ることで正されねばなりません。」(石川康弘 神戸女学院大学教授)「過去の暗黒のページを放置しておくのが日本という国だと思いたくありません。」(池辺晋一郎 作曲家)「日本が民主主義の国であることを思い出したいと思います。」(山田洋次
 映画監督)など、錚々たるメンバーの期待の声が紹介されています。
DSC04198 (2).JPG   映画「レッドパージ」制作支援のリーフレット

 鶴見昌彦監督、プロデュー―サー植田泰治、平沢清一という、あの治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟 創立50周年記念映画「種まく人びと」(日本映画復興会議奨励賞受賞)のスタッフが、今度はレッドパージの歴史に挑みます。

 「“忖度”“自主規制”“自粛・委縮”言葉を変えながらレッドパージから今も地続きにある 思想による差別と弾圧の存在。それを許してきた戦前から日本社会に通底する“自由”と“民主主義”不在の潮流・・・。この映画では、日本人の無自覚な意識に分け入っていきたい。そしてそれがこの国のありようを考える契機になると信じている。」リーフにある鶴見昌彦監督の言葉です。

 植田泰治プロデューサーのオルグの先駆けに、国賠同盟千葉県本部が選ばれたことに感激しつつ、淡々と語る氏の言葉に耳を傾けました。映画は、やはりコロナ禍の影響で取り組みに遅れが出ているものの、来年春頃には完成したいとのこと。期待したいし、「時の行路」やいま準備中の映画「伊藤千代子の生涯」とあわせ、制作・上映運動に協力していきたいと思います。