百合子さんのイラスト


 昨日は、治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟千葉県本部の理事会。今日は、千葉県革新懇の代表世話人会があった。どちらも、間もなく開かれる今年度の総会の準備が中心だった。コロナ禍のなかで、それなりに規模を縮小し、革新懇ではZOOMでの参加を募るなど、工夫しての開催となる。

 さて、会議を終えて帰宅すると、友人の岡田正信さんから書籍の包みが届いていた。岡田正信さんは、映画にもなった田島一さんの小説「時の行路」の主人公の一人。小説の中では、福武昌弘として大企業に敢然と立ち向かう姿が描かれている。

 ある旅行社のツアーで、その岡田さんご夫妻とご一緒したのが縁で、その後、家族ぐるみのお付き合いをさせていただいてきた。しかし、残念なことにこの2月、奥さんの百合子さんがガンのために亡くなられた。川崎の病院にお見舞いに伺ってから、わずか2か月後のことだった。無類の愛妻家だった正信さんの打撃は大きく、ようやく最近になって前向きな活動が始まったように思う。

 開けてみると、「最後の砦 コミュニティーユニオンの闘い」(花伝社、竹之内宏悠)という本だった。著者の竹ノ内さんは、岡田さんご夫妻もかかわってきた全川崎地域労働組合の書記長をされてきた方だというが、その著書のなかに、百合子さんのイラストが載っているのだ。
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 著者のあとがきにこうあった。「岡田さんは若くして癌を患い、その闘病生活の中で合同労組と出会った後は、毎週月曜日、組合事務所の電話当番として詰めてくれていました。
 心優しいご主人の手作りの弁当を持ち、杖を突いて事務所に来られ、労働相談に来られた人にお茶も出してくれていました。
亡くなられる二か月前までそれは続きました。
 合同労組には金もありませんから、無報酬で協力してくれる岡田さんのような人に支えられているというのが実態です。
 彼女が感じ取ったイメージを挿絵として表現してもらいましたが、出版に間に合わず申し訳ないと感じています。」
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 イラストにある弁当は、正信さんの手作りだ。病院に見舞ったときに、その原画を見せてもらった。
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 著書は全6章だが、各章ごとに百合子さんのイラストが入る予定だったそうだが、2枚描いたところで入院となってしまったようだ。百合ちゃん、病室で見せてもらったイラストが本に載ってるよ。よかったねー。「最後の砦 コミュニティーユニオン」じっくり読ませていただくことにする。