JCJ大賞受賞と「しんぶん赤旗」の役割

 昨日、第63回日本ジャーナリスト会議(JCJ)の贈賞式が行われ、「安倍晋三首相の『桜を見る会』私物化スクープと一連の報道」で2020年度の大賞を受賞した「しんぶん赤旗」日曜版編集部に賞状とトロフィーが贈られた。今朝の「しんぶん赤旗」が報じた。

 選考委員の諌山修氏(ジャーナリスト)は、「選考会議では真っ先に満場一致で大賞候補となった。スクープの第一報だけでなく、どの記事も驚くようなものばかりだった」と語ったとのこと。
DSC04634 (2).JPG   10/11付け「しんぶん赤旗」

 日本ジャーナリスト会議は、「再び戦争のためにペン、カメラ、マイクを取らない」を合言葉に、1955年から活動を続けているジャーナリストの統一組織。1958年以降、年間の優れたジャーナリズム活動や作品に同賞を授与している。「赤旗」は近年では14年に「『ブラック企業』を社会問題化させた一連の追及キャンペーン報道」(日曜版編集部)、18年に「米の核削減、日本が反対 核弾頭の最新鋭化も促す」(政治部、外信部)でJCJ賞を受賞してきたが、大賞は今回が初めてだという。

 日本共産党が発行している「前衛」11月号(「『赤旗』がなぜ、JCJ大賞を受賞できたのか」)で、日曜版編集長の山本豊彦さんは、「なぜ、大手メディアではなく、政党機関紙の赤旗がスクープできたのか」とよく質問を受けるが、それは「日本共産党の機関誌だからこそスクープできたのですよ」と、答えていると書いている。
DSC04635 (2).JPG   日本共産党発行の月刊誌「前衛」11月号

 その理由として山本豊彦編集長は、第一にメディアの視点の問題を指摘する。「桜を見る会」の問題を、首相による国政の「私物化」の重大疑惑として告発した点にこそスクープの核心があるという。法政大学の上西充子教授は、大手メディアは安倍首相による「私物化の実態を知っていたはずだが、問題視しなかった。彼らにとって首相による「私物化」は、当たり前のことだったと指摘する。そして、「招待された芸能人の画像がSNS上にアップされる会のありように私も違和感を抱いていたが、公的行事の『私物化』というところまで思いが至らなかった」(「朝日」1月8日付夕刊)との大手メディアの自戒の一文も紹介されている。

 第二に、全国各地に広がる日本共産党のネットワークの力だという。党の地方議員や支部の皆さんの力がなければ、安倍後援会関係者への取材もできなかったし、証言も取れなかっただろうというのだ。

 第三に山本編集長は、日本共産党国会議員団の論戦力と「市民と野党の共闘」の力をあげる。2019年5月の宮本徹議員の質問、11月の日曜版報道をもとにした田村智子議員の質問にも、大手メディアは反応しなかった。ところが、質問から3日後、野党による「『桜を見る会』追及チーム」が発足するに及んで、にわかにテレビのワイドショーや新聞が大きく報じ始めた。これはまだ、私たちの記憶にも新しい。

 山本編集長は、「赤旗にあって大手メディアにないものは『追及する意思』ではないか」との雑誌「世界」(20年1月号)の言葉も紹介し、ジャーナリズムの役割は「権力の監視」だと強調する。

 山本編集長が指摘するようにいま、「しんぶん赤旗」は、野党連合政権の実現へ道を開くための「国民共同の新聞」であり、「市民と野党の共闘」の共通の機関紙だと思う。これが100万部程度でいいはずがない。来るべき総選挙で、「市民と野党の共闘」の勝利と日本共産党躍進を実現し、野党連合政権を実現していくために、壮大な規模で読者を増やしていくことが求められている。私も、微力を尽くそうと思う。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 2

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス

この記事へのコメント