「赤旗」日曜版に「多喜二の見た小樽」

 1月24日付の「しんぶん赤旗」日曜版が届いた。その「たび」欄に、ツルシカズヒコさん(文)とパートナーのワタナベコウさん(イラスト)の記事「多喜二の見た小樽たどって」が掲載された。

 記事にもあるように治安維持法国賠同盟が企画したツアーだが、この旅に私も参加した。2泊3日のあわただしい旅だったが、感動と収穫は大きかった。「伊藤千代子の獄中最後の手紙を見る会」に参加するのが、旅のテーマの一つだったが、1000字足らずの紙面では、もちろんそこまでは紹介できない。

 記事は、私たちがたどった「多喜二の小樽」とその魅力を、実に見事にコンパクトに伝えている。
DSC05092 (2).JPG
 小樽文学館では、館長さんの特別のはからいで、通常は公開されていない石膏のデスマスクを見ることができた。当時、「北のウォール街」と称された日銀通りを歩き、多喜二が務めていた旧北海道拓殖銀行小樽支店を見た。

 翌朝の散歩で、「工場細胞」の舞台、北海製罐の工場も見た。小樽築港駅そばの多喜二の住居跡。多喜二はそこから、拓銀小樽支店に通った。そして、小林家の墓がある奥沢墓地。そこに多喜二の父と母、多喜二自身が眠っている。多喜二の文学碑がある旭展望台や恋人・タキさんとの逢瀬を楽しんだ水天宮。出身校の旧小樽高商(現・小樽商大)。

 たったこれだけの字数で、これだけの中身を魅力的に紹介する。至難の業だと思うし、やはりプロだと思う。もちろん、「市場でカニを買いました」なんていう告白付きのワタナベコウさんのイラストが、すばらしい。「なるほど、こういうルートだったのか」と、小樽の街とそれぞれの位置関係をわかりやすく教えてくれている。

 お二人にはお世話になりました。また、素晴らしい記事をありがとうございました。