選択的夫婦別姓は待ったなし


 「今日の赤旗の『潮流』読んだ?結婚するとき、どちらの姓にするか、じゃんけんで決めた話が出ていて、小松さんを思い出しちゃった。」先日、知り合いの女性から、こう声をかけられた。

 その日の「潮流」(一面下段のコラム)には、こうあった。
DSC05277 (2).JPG   2/27付、しんぶん赤旗「潮流」欄
「結婚にともなって夫の姓にするか、妻の姓にするか。『じゃんけんで決めた。勝ちたいと気合を入れた』という知人がいました」「夫婦同姓が法律で決められているのは、世界の中でも日本だけ。夫の姓にしたカップルが96%にも上ります。日本がジェンダーギャップ指数121位という現実がここに示されています」

 「夫婦同姓の始まりは明治時代の家制度。国家のもとでは天皇が父で、皇后が母、国民は天皇の子と見なされたのです。戦後、『家』制度は廃止されましたが、夫婦が同じ『氏』を名乗ることは残りました。」

 「夫と妻が同姓であろうと、それぞれの姓を名乗る別姓であろうと、二人が選択すること。」

 「選択的夫婦別姓を求める声は年々高まり、いまや50代以下では8割以上との世論調査も。・・・・選択的夫婦別姓の実現にもはや壁はないはずですが。」
DSC05278 (2).JPG   同じ2/27付「しんぶん赤旗」の「特報」欄
 私たちが結婚したのは、もう47年も前のこと。区役所に届けを出しに行って、無駄だとは思ったが、一応聞いてみた。「結婚して新しい家族になるので、新しい姓を名乗りたいんですが・・・。」大学時代、ウーマンリブの闘士だった人が、結婚に当たって、何の抵抗もなしに夫の姓を名乗るのに、疑問を感じていた。

 受け付けの女性は、気の毒そうな顔をして「すみません。どちらかの姓を名乗ることになっているんです。」と答えた。

 そこで予定通り、じゃんけんの3回勝負で決めることになった。私が負けた。小松という妻の姓を名乗ることになった。勤務していた中学校では、それまで「坂下先生」だったのが、春休み明けから「小松先生」になる。正直、ちょっと恥ずかしい気がしたがやむを得ない。

 件の女性は、そういう私の経歴を知っているのだ。

 折しも、橋本聖子氏の後任として、丸川珠代氏が男女共同参画担当大臣兼オリ・パラ担当大臣に任命されたが、これほどふさわしくない人事があろうか。報道されているように、丸川氏は、自民党有志の国会議員50人のうち一人として、「夫婦別姓導入を求める意見書に反対するよう求める」文書を地方議員に出していた。戦前の家父長制に直結する家族観に侵されているような人物が、男女共同参画大臣だというのは、これはもうブラックユーモアでしかない。

 私は、じゃんけんに負けて妻の姓を名乗ったが、いまたたかわれている千葉県知事選挙に「明るい会」から立候補を予定しているかなみつ理恵さんは、夫婦別姓を実践してきた方だ。こういう人が知事になってこそ、千葉と日本の未来に、明るい光が射してくるはずだ。
DSC05279 (2).JPG   選択的夫婦別姓を貫いてきた知事選立候補予定のかなみつ理恵さん