教え子の花島君がテレビに出た!
昨日、教え子の花島敏雄君がテレビに出た。NHKの「決戦タイムリミット」という番組だ。節分に食べる恵方巻を1200本以上、一日で作り、販売するその様子を追ったドキュメンタリーだ。


舞台は、千葉市の美浜区にある「さかえ寿司」。花島君は、そこのベテラン寿司職人だ。番組では、ご主人やその息子さんとともに、黙々と仕事をこなす花島君の姿が映し出されていた。

もう40年も前になる。卒業を間近に控えたある日、花島君と学級担任の私は、その「さかえ寿司」を訪ねた。就職のための下見だった。
見た目は怖そうなご主人が、たっぷりのマグロをバラの花のように美しく盛り付けて出してくれた。その美味しかったこと。他にも、いろいろともてなしてくれた気がするのだが、あまりにもそのマグロの印象が強くて、記憶に残っていない。

花島君は、卒業とともにすし職人の道へ踏み出した。いろんなことがあったはずだ。つらい思いもいっぱいしたに違いない。でも、花島君は、その道を貫き通した。
テレビに映る花島君は、年齢にふさわしく?少しお腹が出ていた。

うれしいことに、千葉在住組を中心に、そのクラスは「小松学級」という名称のついた「ライン」でつながっている。番組が放送されることも、そのラインへの花島君の書き込みで知った。私を含めた何人もが、番組を見た感想・印象をそこへ書き込んでいる。
「にっこり、テレビ見たよ!あれから40年、立派な職人になりました」とは、私の書き込み。「にっこり」というのは、花島君のあだ名だ。同窓会では、今も、「にっこり」と呼ばれることのほうが多い。
素晴らしい生徒たちに恵まれた。