「特高警察が踏みにじった人々の記録 千葉県編」いよいよ出版へ

 昨日午前中は、治安維持法国賠同盟千葉県本部で、機関誌「不屈」の発送作業。午後からは、三役会議だった。

 今日、ようやくデスクワークの時間が取れた。さまざまな雑務を片づけたあと、出版社から送られてきた同盟千葉県本部発行「特高警察が踏みにじった人々の記録 千葉県編」のゲラ刷りの校正にとりかかった。

 本書は、治安維持法犠牲者の千葉県関係者の名簿だが、その作成に合わせたように、1932年(昭和7年)10月の日本共産党千葉県委員会への弾圧の記録が発見された。表紙には「日本共産党千葉県委員会 日本共産青年同盟千葉県準備委員会 検挙概況」と手書きの文字。いわゆる「10月事件」と呼ばれる弾圧の特高警察による報告書の青焼きのコピーだった。
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 治安維持法研究の第一人者・荻野富士夫小樽商科大学名誉教授にその資料を見てもらい、貴重な資料だとのお墨付きをいただいた。また、その資料についての解説も書いていただいた。

 本書では、特高の膨大な資料を復刻すると同時に、荻野先生の解説、217人にのぼる治安維持法犠牲者の名簿と編集責任者として獅子奮迅の活躍をした玉川寛治さんの解説もつけた。私も少しだけ序文のようなものを書いた。事件を報じた当時の新聞記事も掲載した。

 校正は、なかなかたいへんな作業で、遅々として進まない。とりわけ、特高の報告書は、カタカナ書きで、今では使われていない旧漢字や略字が使われていて読みづらい。しかし、弾圧した側の資料ではあるものの、当時の千葉県の運動や活動の実態がよくわかる。貴重な資料だ。間違いがあってはならない。
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 6月12日、13日と治安維持法国賠同盟の全国大会が開かれるが、それに合わせて発刊する予定だ。千葉県本部としては、玉川寛治さんの「飯島喜美の不屈の青春」、土井洋彦さんの「戦前の日本共産党と渡辺政之輔」に続く、三冊目の出版物となる。ご期待いただきたい。

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