暑さを吹き飛ばす大爆笑、第5回「まぁぶる寄席」

15.07.12


 今日は、待望の第5回「まぁぶる寄席」(日本共産党花見川区後援会主催)。さまざまな行事・取り組みが重なり、しかも、ちょっと暑いけれども絶好の行楽日和。席亭としては、果たしてお客さんが来てくれるのかと心配しましたが、若干、パイプ椅子を追加する入りで、ほっとしました。
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   写真   東京は豊洲で都笑亭(とわいらいとてい)を主宰する噺家さんたちのマネージャー的存在、小林さんの手になる解説付きプログラム
 まず、伊藤二悦後援会長があいさつ。続いて、次の席亭の座を狙う寺尾さとし県議があいさつ。第一回の「まぁぶる寄席」が東京都議選の投票日で、それ以来、日本共産党の躍進が始まった縁起のいい寄席だと会場を沸かせました。
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   写真   挨拶する伊藤二悦日本共産党花見川区後援会長
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   写真   党を代表してあいさつする寺尾さとし県議
 さて、高座の一番手は、笹の家小夏さん。「まぁぶる寄席」初の女流落語家の登場です。のっけから、「皆さん、初めての女流落語家の登場ということで期待されたと思いますが、期待通りだったと思います。」と、会場をほぐします。演目は「だくだく」。ずいぶん寄席に通っているつもりですが、ついぞ聞いたことのない噺です。金のない八五郎、引っ越したはいいけれど、家財道具は何もなし。そこでご近所の書割屋さん(舞台の背景などの絵をかく絵描きさん)に頼んで、タンスや金庫、掛け軸まで描いてもらいます。「掛け軸は絵じゃなくて、字にしてくれ。そうだ、憲法9条。その下に守れと書いてくれ。」八五郎のこのセリフはもちろんアドリブ。お客さんは大喜びです。タンスがある「つもり」金庫がある「つもり」の「つもり」生活。夜中、泥棒が入って、盗もうとしても盗めません。何しろ、みんな絵ですから。目を覚ました八五郎と泥棒、捕まえようと縄を投げた「つもり」。それをプッツリ切った「つもり」と、「つもり」の格闘。最後は、長押に描いてもらった槍を持ち出して、ぐさりと突いた「つもり」、う~ん、血がだくだく出た「つもり」。小気味いいテンポと歯切れの良さに感服しました。
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   写真   小気味いいテンポで観客をひきつける笹の家小夏さん
 続いて、お馴染みの三遊亭金一さん。今日の演目は「禁酒番屋」。いやはや、マクラから会場は、爆笑の渦。選挙中、どこかの選挙事務所に呼ばれて一席やった、そしたらその候補が落ちて、代わりに共産党の候補が当選したと。選挙事務所で、落とし噺はいいはずがありません。酒の上の不祥事が重なったある藩。禁酒令が出ますが、それをかいくぐって酒を届けさせるお侍。カステラだ、油だ、と何度も挑戦するものの番屋に詰めるお役人にバレて、みんな飲まれてしまいます。それならと、最後は「しょんべん」を一升徳利に入れて。お役人は、やっぱり試し飲みを。
「ここはお客さんの反応がいいから、やりやすい」と、金一さん。いやいや、芸がいいから笑いやすい。
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   写真   爆笑・大うけ、人気の三遊亭金一さん
中入りのあとは、今日2人目の女流落語家、狐々亭さえの助さんです。演目は「反魂香」。「反魂香」という薬。心を込めて火にくべると死んだ人に会えるとか。死んだ女房に会いたいと、男は薬屋で「反魂丹」を買ってきます。女房「おかじ」の名を呼びながら、火にくべてみるけれども煙ばかりで、ちっとも「おかじ」は、姿を見せてくれません。部屋中煙だらけになって「おかじ―っ」と、叫びます。長屋の住人が大慌てで戸をたたき「おい、火事か!」「いいや、かじは出ないで煙ばかりよ」
川柳に「忘れかね 反魂丹を 焚いてみる」というのがあるそうです。まだ落語を始めて何年にもならないというのに、堂々たる高座です。恐れ入りました。
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   写真   三味線・太鼓の鳴り物入り、狐々亭(こんこんてい)さえの助さんの堂々たる高座
トリは、古典の巨匠、めずらしや芝楽さん。演目は「佐野山」。江戸時代の大横綱谷風梶之助は、実力だけでなくたいへんな人格者だったとか。その谷風が、一度だけ八百長相撲をやったという噺。十両筆頭に上がった小兵の佐野山、無類の親孝行者です。母親の看病のために貧乏暮し。食べるものを減らして土俵に上がりますから、勝てるわけがありません。もう終わりだろう、の声。引退したら、収入の道は途絶えます。それを知った谷風、千秋楽の一番は、佐野山と取らせてほしいと申し出ます。連戦連勝の横綱谷風と連戦連敗の十両佐野山。これは、遺恨相撲ではないかと噂が立つほど。佐野山が、谷風のまわしを取れたら5両、勝ったら十両。いや、100両だ、200両だと佐野山への祝儀の約束が乱れ飛びます。千秋楽の結びの一番。「に~し~、佐野~山」芝楽さんの呼び出しや行司になりきった呼び声に、会場から拍手が沸き起こりました。人情相撲の展開も見事な演技です。結果は、佐野山の勝ち。「勝った、勝った」と喜ぶ観客。でも、「まわしを取ったんだから、5両出さなきゃ」というと、「いや、勝ったんだから十両だ」
そういえば今日は、7月場所の初日。あとで聞くと芝楽さん、もちろんそれを意識してのネタ選びでした。恐れ入りました。
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   写真   古典の名人、めずらし家芝楽さん
次回は、12月になります。こんな実力派揃いの寄席は、ちょっと他にはないのではないでしょうか。乞う、ご期待!
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