伊方原発運転差し止め、広島高裁・野々上裁判長の良識・勇気に拍手!

17.12.14

 「伊方原発運転差し止め」のニュースに、「司法はまだ生きていた」と、留飲の下がる思いがした。広島高裁・野々上友之裁判長の良識・勇気に拍手を贈りたい。

 広島・愛媛両県の住民が求めた仮処分申請の即時抗告審で、野々上裁判長は、住民の申し立てを却下した広島地裁の判断を取り消し、来年9月までの運転差し止めを命じる決定を下した。
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   しんぶん赤旗12/14付1面
 四国電力が伊方原発周辺で実施した地質調査やシミュレーションでは、阿蘇の噴火火砕流が到達した可能性が小さいとはいえず、原発立地は認められない。同時に、火山の影響による危険性について、伊方原発が新規制基準に適合するとした原子力規制委員会の判断は不合理、と断じた。

 火砕流の影響については、九州電力川内原発、玄海原発、北海道電力泊原発などで、過去に到達したとされていて、今後これらの原発の立地評価も問題となる可能性があるとの指摘もある。

 住民側弁護団は声明で「高裁で原発の運転禁止を命じるのは史上初」「被爆地ヒロシマの裁判所で、これ以上放射線によって苦しむ人々を増やさない決定が出された」と述べた。

 「司法の反動化」が指摘されて久しい。まるで行政・権力の一執行機関に成り下がってしまったかのような司法の在り方に失望を繰り返してきた。たとえ地裁が住民側の主張を認め、良識ある判断を下しても、上級がそれをひっくり返すというのが通例である。

 判決を聞いて思わず、野々上裁判長のこれからを心配してしまうほど、この間、司法の独立性は失われてきた。野々上裁判長の良識と勇気に、改めて敬意を表したい。

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