日本共産党の職場支部で「日韓問題を考える」つどい

19.11.09

 今日は、日本共産党のある職場支部に招かれて、日韓問題についてお話してきました。一時間という約束が、やっぱり30分近く伸びてしまいました。6人ほどの参加者でしたが、講義中に質問が入ったり、体験談が出たりという、ほのぼのとした会でした。

 例によって、徴用工の問題から、日清・日露の戦争の意味、朝鮮の植民地支配の実態と反省のない日本政府の立場、ドイツなどの対応との違い、そして今、私たちに何ができるか、そんな流れでお話ししました。

 参加者たちは、日本メディアのあまりにも常軌を逸した韓国バッシング、ネットなどに氾濫するヘイトの洪水に心を痛めています。そして、あの侵略と植民地支配の暴虐が、やはり徹底した差別意識に支えられていたことに、現在との共通性を感じて危機感を持っています。
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 歴史の改ざんを許さず、歴史の真実を知ること、学ぶこと、そしてそれと真摯に向き合い、みずからの言葉で語ること。それが、大事なことではないか、そんな感想で締めくくりました。

 軍事力で他国をねじ伏せ、その国の資源と労働力を奪い、人権を踏みにじってきた過ちの歴史を、消し去ることはできません。恥ずかしいのは、その歴史を反省するどころか、認めようさえとせず、あったことをなかったことにしようと歴史を改ざんする悪あがきをしていることです。

 今年9月、ドイツのシュタインマイヤー大統領は、ヒトラーのポーランド侵攻80年の式典に出席して、「ドイツの暴虐によるポーランドの犠牲者に深くこうべをたれる。許しを請う。」と、謝罪しました。日本政府が、こうした真摯な態度を取ることができるようになれば、日韓関係は、一気に氷解し真の友好を築けるに違いありません。

 それは、他のアジア諸国の日本への信頼を確かなものにし、それらの国々との関係にも、大きなプラスの効果をもたらすでしょう。それこそが、憲法の前文、「われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。」という高らかな宣言に近づく道だと思います。

 そんな政府をつくりあげるのが、今を生きる私たちに課せられた戦争責任の取り方であり、平和な未来への責任なのだと思います。