「オスプレイの配備撤回」革新懇が学習集会


 花見川区革新懇と千葉市革新懇の共催で「日本の空のどこにもオスプレイいらない」をテーマに「オスプレイ配備撤回・訓練の中止を求める学習集会」が開かれた。
DSC04402 (2).JPG   開会を告げる司会の渡辺喜代子さん
 開発以来、「未亡人製造機」などと呼ばれるほど、墜落等の重大事故を繰り返してきたオスプレイ。木更津基地への暫定配備が始まり、今月から飛行訓練が始まるという。今でさえ、自衛隊習志野基地へ出入りするヘリやパラシュート降下訓練に伴う騒音、事故の危険に脅かされている私たち住民にとって、さらに加えてオスプレイが上空を飛び交うようになる事態は、とうてい黙過することができない。
DSC04404 (2).JPG   主催者挨拶をする千葉市革新懇の渡会久美弁護士
 講師は、日本共産党の基地対策委員会責任者、小泉親司さん。最初に、安保破棄中央実行委員会が作成したDVDを視聴。オスプレイについての基礎知識を共有したところで講演に入った。

 小泉さんはまず、オスプレイが世界でも稀代の欠陥機であり、したがって日本以外にはインドネシアがこの7月に導入を決めただけだと指摘。「病院、市街地、住宅地などを回避しながら」飛行する(防衛省)などという約束が全くあてにならないことを沖縄の実態を示して強調した。オスプレイは、佐世保に駐屯している日本版海兵隊「陸上自衛隊水陸機動団」を乗せるための輸送機であり、政府が宣伝する災害救助には役に立たない。米軍と一体に海外で戦争するための準備であり、国民・県民の平和の願いに逆行すると厳しく指摘した。

 オスプレイがどんな訓練をするのかについて、小泉さんは、艦船から長距離を迅速に飛行し、他国の領土に侵入することが最大の目的であり、したがって極めて危険な「低空」「夜間」の飛行訓練と「空中給油訓練」(沖縄ではこの訓練中に墜落事故を起こした)だと指摘。11月から、「船橋、習志野上空を含む関東一円の空域」での飛行訓練を開始するとしているが、千葉市や船橋、習志野という人口密集地の上空を、「病院、市街地、住宅地を回避しながら」飛べるはずはないと揶揄し、批判した。
DSC04416 (2).JPG   講演する小泉親司さん
 事実沖縄では、無灯火での夜間訓練(宜野座村)、榴弾砲に見立てた同じ重量(3トン)のコンクリートブロックの吊り下げ訓練(伊江島)、空中給油訓練(名護市)が、また首都東京でも、横田基地ではパラシュート降下訓練が行われている。

 木更津基地では、すでにオスプレイの整備拠点としての機能が動き出している。暫定配備される陸自の17機に加え、米軍横田基地の10機、沖縄の米海兵隊の24機が、整備のために飛来し、試験飛行を繰り返すことになる。

 木更津基地から習志野、群馬県の相馬が原、新潟の関山等の各演習場を結んでの飛行訓練。木更津から習志野へは、東京湾を飛んで、河川伝いに、つまり花見川から侵入して習志野に向かうことになる。まさしくわが家の上空だ。

 住民の声と運動に押される形で、船橋、習志野、八千代の3市長は、今年6月30日、防衛相に対して、地元住民に対する説明を求める要請書を提出した。要請書では、防衛省は「オスプレイの訓練内容、訓練場への飛行ルートは、CH-47などの木更津駐屯地に現在配備している航空機と同様になる」としているが、3市においては「市民の安全・安心のために必要な情報を入手し、市民の不安を払拭する責務があります。」と主張。3市の上空を通過する場合は、事前に3市、および「各市議会及び地元住民に対し、オスプレイの飛来や運用のあり方、機体の安全性、生活環境への影響等について十分に説明するよう、強く要望します」と結んでいる。小泉さんは、イージスアショアは、住民のたたかいで配備撤回が実現した。軍拡政治、9条改憲を許さない運動とも連携して、世論と運動を広げに広げようと訴えて話を結んだ。
DSC04417.JPG   講演後、会場からの質問に答えた
 残念ながら、要請書には千葉市の熊谷市長の名はなかった。学習集会の最後に、行動提起に立った花見川区革新懇の世話人でもある寺尾さとし前県議は、「学ぶ機会を草の根で広げること」「学んだことを力に対話・宣伝を」「署名を大いに進めよう」と訴えた。千葉市も国に対して、要請をすべきだ。その運動も進めなければならない。ようやく千葉市での、花見川区での、たたかいが始まる。
DSC04425 (2).JPG   行動提起する寺尾さとしさん