身近に迫る感染拡大――政治の舵の切り替えが急務


 新型コロナの新規感染者が、今日も500人を超えた。感染拡大に歯止めがかからない状況ではあるが、中村きみえ市議とともに地域を訪問して歩いた。

 途中、中村きみえ市議が呼び止められて、かなりの長時間、地域の諸問題についてお話を伺うことになったりして、予定の軒数をこなすことはできなかったが、それでも一軒のお宅で「しんぶん赤旗」の日曜版を購読していただけることになった。

 あるお宅では、お正月明けに迎えたお客さんが、その後PCR検査で陽性となり、以来、外出を控え、自粛生活を余儀なくされていると、不安の声が寄せられた。

 中村きみえ市議が詳細を聞き取った後、さっそく担当部署に電話し問い合わせた。どうやら、「濃厚接触」の範疇には入らないとのことで、検査も必要がないらしい。それを相談者に伝えながら、さらに今後の対処の仕方についてもアドバイスをしていた。

 相談者の吹っ切れたような明るい声、感謝の言葉が受話器から漏れ聞こえてきた。「たいしたものだ」というと、「私も一応、保健師ですから」と、中村市議。

 コロナの脅威が、徐々に身近に迫っている。不安におびえながら、しかし、どう対処していいのかわからないまま、じっと身を潜めるようにして暮らしている人が増えているのだろう。

 無為無策、泥縄式の対応を繰り返す今の政府では、国民の不安と不信は増すばかりだ。感染者と接触したら、公の責任で検査をするのは当たり前だ。徹底した検査と保護で、初めて国民は安心を得ることができる。医療機関への手厚い支援で、どんな事態になっても安心の医療体制を確保してこそ、政治や行政への不信も払しょくできる。

 保健所とその職員を削減し続けてきた政府、公立・公的病院の統廃合を今なお進めようとしている政府の責任は重大だが、多少でも国民の命と安全を守る気があるのなら、舵の切り替えは急務だ。