治安維持法犠牲者国賠同盟千葉県本部が第46回総会

19.09.27

 治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟千葉県本部の第46回総会が今日、開かれました。

 七里一司副会長の開会のあいさつのあと、議長団が選出され、私が会長あいさつを行いました。
DSC02775 (2).JPG 写真  開会のあいさつをする七里一司副会長
 あいさつでは、台風15号の深刻な被害と被災者への支援活動にふれたあと、「治安維持法犠牲者への国の謝罪と賠償をかちとること」「弾圧に屈せずたたかい続けた先人たちの足跡の発掘と顕彰」という同盟の二つの運動目標、そのための「組織拡大」「請願署名運動」「先人たちの足跡の発掘と学習」「財政の確立」という4つの活動の基本を確認。
DSC02787 (2).JPG 写真  会長あいさつをする小松実
 その視点から、この1年の県本部の活動を振り返りました。会員拡大では、400名を超えて、全国的にも注目されてきたこと。さらに、大きな組織をめざしたいということ。国会請願署名は、いっせい地方選挙とも重なって不十分だったので、来年は大きく前進させたいということ。顕彰活動では、玉川寛治さんの「飯島喜美の不屈の青春」出版や「渡辺政之輔」のブックレットが近く出版の運びとなることなど、気を吐いてきたこと。財政も、まだまだ不十分ながら、見通しが立ってきたこと、などを報告し、さらに今後は、これらの活動とともに、「市民と野党の共闘」の一翼を担える同盟へと発展させていきたいと訴え、最後に11月4日の「飯島喜美の不屈の青春」出版記念講演会への協力をお願いして結びました。
DSC02791 (2).JPG 写真  来賓あいさつをする日本共産党の大西航千葉県委員会常任委員
 その後、来賓として、日本共産党を代表して千葉県常任委員の大西航さん、兄弟組織の国民救援会千葉県本部の鷲尾清会長からごあいさつをいただきました。
DSC02794 (2).JPG 写真  同じく来賓あいさつをする国民救援会千葉県本部の鷲尾清会長
 続いて、中村日出丸事務局長が、活動報告と運動方針案の提案と会計報告を行いました。

 休憩後の討論では、まず市川・浦安支部の高橋タツ子さんが、女性部の活動を中心に報告。藤田廣登さんからは、「飯島喜美の不屈の青春」普及の状況と増刷の提案、いよいよ完成に近づいた渡辺政之輔のブックレットの説明、さらには議案にある請願署名の目標数が少なすぎるとの意見がありました。さらに、松戸支部の伊藤さんからは、請願署名の取り組みについて、市川・浦安支部の渋谷さんからは「平和のための戦争展」への取り組み、千葉市支部の寺尾さとしさんからは、台風15号の被災者救援、出足早く始まった請願署名への取り組み、支部活動の要になっている毎月の役員会、今後の課題として若い人たち向けのフィールドワークなどの展望が語られました。同時に、幕張メッセでの「武器見本市」に対する取り組みの報告がありました。
DSC02798 (2).JPG 写真  発言する市川・浦安支部の高橋タツ子さん
DSC02799 (2).JPG 写真  発言する県本部理事の藤田廣登さん
DSC02806.JPG 写真  発言する千葉市支部の寺尾さとし支部長(前県議)
 議案や会計報告の承認の後、新役員の提案があり、私が引き続き会長に選任されました。副会長には七里一司さんに加え、新たに高橋妙子さんが選任され、中村日出丸事務局長に加えて、小松敦さんが事務局次長に選任されました。

 役員体制が充実され、今後の活動にはずみがつきそうです。

11/4「飯島喜美の不屈の青春」出版記念講演会にぜひ!

19.09.26

 Sさんのご尽力で、11月4日のご案内チラシができました。玉川寛治さんの「飯島喜美の不屈の青春」出版記念講演会のご案内チラシです。
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 「飯島喜美の不屈の青春」(玉川寛治著・治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟千葉県本部発行)は、24歳の若さで獄死した千葉県出身の女性活動家・飯島喜美の初の本格的評伝として、6月の発刊以来、たいへんな好評をいただき、早くも「第二刷を」の声も出ています。

 千葉県本部としては、この機会に、本書のいっそうの普及と先人たちの足跡を知り、そのたたかいの人生に学ぼうということで、出版記念講演会を企画しました。日本共産党の広井暢子副委員長が「私たちが引き継ぐ志、そして未来への希望――時代を拓いてきた女性たちに重ねて」と題して講演します。もちろん、著者の玉川寛治さんもお話します。

 11月4日(月・祝)午後1時開会、3時まで。千葉市生涯学習センタ―3階の大研修室です。ぜひ一人でも多くの方に、ご参加いただければと思います。今から、日程をあけておいてください。

H君ありがとう、そして、がんばれ!

19.09.24

 今年も、教え子のH君から新米が届きました。H君は、花見川区内で園芸農家を営んでいますが、自家用に稲作も行っています。
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 やはり、台風15号の影響はあったそうですが、なんとか深刻な被害は免れたようです。ただ、生産者仲間のうちには、ハウスが破壊され、停電で水の供給が断たれ、手塩にかけた生産物が枯れていくのを見ているしかない、というような絶望的な被害に遭っている農家もあるとか。

 ハウスの修繕も、業者さんは手一杯で動きがとれないとか。しかも、ハウスを支えるパイプなど、資材も間に合わないようです。H君は、うちは後でいいから、たいへんなところを優先してくれるように言っているとのことでした。中学生のころから変わらない優しさです。

 自分もかつて、眠れない日が続くような困難に直面したことがあるけれど、とにかく、身体さえ元気なら、借金は残るかもしれないが、また取り返せるからと、しっかり眠って頑張れと若い生産者を励ましているのだとか。50代半ばを迎えて、ベテラン農家として頼りになる存在にもなっているようです。

 H君、今年もありがとう。そして、がんばれ!

「日韓問題を考える」――西小中台地域で学習会

19.09.22


 今日は、西小中台地域の日本共産党支部や後援会が主催する学習会。「日韓問題を考える」と題して、1時間半ほどお話をし、その後、質問を受けたりしてきました。

 隣の国であり、長い交流の歴史があるのに、案外、知らないことが多い、と最初はクイズから。「韓国で、『光復節』というお祝いの日があるが、それは何月何日か?」これには、何人かの方々から、8月15日という回答がありました。続いて、「それでは、3月1日は、何の日でしょう?」さらに「8月29日は?」。二つとも、回答はありませんでした。パゴダ公園での独立宣言と全国に広がった独立万歳の運動「三一運動」も、韓国併合、つまり植民地としての日々が始まった「国恥の日」は、やはりあまり知られていないようです。
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 話はまず、「徴用工問題」から。その経緯、「日韓請求権協定」でも、個人の請求権は消滅していないという最高裁や国会の答弁を確認、これまでいくつもの「和解」が行われてきているのに、安倍政権は「協定が骨抜きになる」などと、企業に圧力をかけてきた問題などを、政府関係者などの発言も見ながら確認しました。

 続いて、安倍政権がそうした姿勢を取る背景に「侵略と植民地支配への無反省、歴史修正主義」があると指摘。「韓国併合」に至る歴史的経過を、「江華島事件とは?」「日清戦争とは?」「日露戦争とは?」と、司馬遼太郎の明治礼賛の歴史観などにも触れながら、そのいずれもが、朝鮮の支配をめぐるものであったことを語りました。さらに、「植民地下の朝鮮支配の実態」について、「武断政治」といわれた憲兵警察の実態や「土地収用令」で土地や家屋を奪われた朝鮮人民が、「賦役」として道路・鉄道の建設に駆り出されたことなど、「日本は朝鮮でいいこともした」などという暴論への回答という形でお話ししました。また、朝鮮語を奪われ、「創氏改名」で名前まで変えさせられた「皇民化政策」、そして、「強制連行」や「慰安婦」問題に触れました。「三一運動」など、これに対する朝鮮人民の抵抗とたたかいにもふれました。
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 次に、真の日韓友好を確立していくためには「負の歴史を正面から受け止め、本気の謝罪と賠償をしてこそ」だと、強調しました。戦後日本政府は、一貫して植民地支配を反省するどころか、これを美化する姿勢を続けてきたことを、日韓条約締結に至る交渉過程での日本側代表たちの発言も確認しながら明らかにしました。同時に、ドイツなど、諸外国の戦前・戦中の人権侵害に対する補償の実態を見、「植民地支配の責任については、過去にさかのぼって非難されるべき」という「ダーバン宣言」の立場が、国際政治の到達点であることも確認しました。

 最後に「メディアと教育の責任」について語ろうとしたときには、ほとんど時間が無くなっていました。国家権力と一体になって朝鮮人差別・抑圧の先兵の役割を果たしてきた日本のメディア。「三一運動」参加者を「不逞鮮人」「土民」などと書き、あの関東大震災のときも「不逞鮮人各所に放火」などと事実無根のヘイト記事を垂れ流し、戦後も、そして今も一貫して、「嫌韓」「反韓」を煽っていますが、かつて商業主義でナショナリズムを煽り立てた『報道の罪』を忘れてはならない、「今こそ、『嫌韓』あおり報道と決別しよう」との新聞労連の訴えも紹介し、もっとメディアにものを言うようにしようと訴えました。同時に、戦前の教科書、家永裁判のこと、そして一連の教科書攻撃など、「歴史の改ざん、修正を許さない教科書を」と、展示会への参加と意見をあげることなども訴えて終わりました。

 長い時間、10数人の参加者のみなさんは、目を輝かせてよく耐えてくれました。7枚にもなったレジュメを主催者は、なんと100円で販売していましたが、余分に持ち帰る人が何人もいたのはうれしいことでした。

千葉県革新懇総会に100人

19.09.21

 千葉県革新懇の第40回総会が今日開かれ、約100人の参加で充実した会になりました。
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 千葉大名誉教授の三輪定宣代表世話人の主催者挨拶で始まった第一部では、来賓として、千葉県市民連合の大村芳昭中央学院大学教授があいさつ。台風15号の被害にふれたあと、千葉市が誘致に動き出したカジノ問題、11月に幕張メッセで開催される武器見本市の問題など、私たちを取り巻く諸課題を提起。内閣改造の問題では「シンジロー、シンジローと言われても、信じられない」などと、会場の笑いを誘っていました。
DSC02729 (2).JPG   写真   主催者挨拶の三輪定宣千葉大名誉教授
DSC02734 (2).JPG   写真   来賓あいさつをする千葉県市民連合の大村芳昭中央学院大教授
 記念講演は、法政大学名誉教授で全国革新懇の代表世話人でもある五十嵐仁さん。相変わらず、マイクが要らないんじゃないかと思うほどの元気さ。トランプなのにハートがない、安倍しんぞうというのにハートがない、とジョークも冴えていました。

 「参院選の結果をどう見るか」から始まり、32の1人区のうち、29の選挙区で、野党統一候補の票が、共闘した野党の比例票の合計より多かった、平均で27%も上積みしていた、また、山形県の60.74%をはじめ、岩手、秋田、新潟、長野など投票率が高かったところでは、統一候補が勝利している、革新無党派層が投票所に足を運んでくれるかどうかが、カギを握っていると強調しました。
DSC02742 (2).JPG   写真   講演する全国革新懇代表世話人の五十嵐仁法政大学名誉教授
 9条改憲に執念を見せる安倍政権だが、世論調査で、「優先すべき課題」は「社会保障」が約4割。「憲法改正」は、わずか3%に過ぎないと指摘。とはいえ、野党分断の動きもあり、楽観できない。「市民と野党の共闘」を促進して、総選挙で安倍与党を少数に追い込むことだと力を込めました。

 その意味で、「共闘」の結集軸であり、推進力でもある革新懇の役割は大きいと指摘した五十嵐さん。最後は、「民が黙れば民主主義は滅ぶ」と、憲法12条を紹介。「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない。」と指摘。革新懇の憲法的根拠もそこにあると結びました。

 休憩を挟んで第二部の総会。柴田英二事務局長が「経過報告」と「活動方針」を報告しました。討論では、沖縄の名護共同センターでがんばる早坂義郎さんが、「進化・発展する『オール沖縄』」と題して特別報告。この数年の沖縄のたたかいにふれ、「建白書を実現する政府を!」をスローガンに今後のたたかいに臨む決意を述べました。
DSC02748 (2).JPG   写真   報告する沖縄・名護共同センターの早坂義郎さん
 さらに、木更津の「オスプレイ来るな いらない 住民の会」の野中晃事務局長がオスプレイの暫定配備を許さないたたかいを、また美浜区革新懇の代表がカジノ誘致問題、佐倉からは市長選挙をたたかってさらに前進する「市民と野党の共闘」について、千葉土建からは台風被害への対応とアスベスト問題、千葉労連から「最賃引き上げ」や映画「時の行路」への協力、四街道からは、東海第二原発の再稼働反対の意見書採択の報告、等々、実に多彩で教訓に富んだ発言が相次ぎました。
DSC02750 (2).JPG   写真   木更津の「オスプレイ来るな いらない 住民の会」の野中晃事務局長
 勢いを感じさせる総会でした。

21日、千葉県革新懇が第40回総会

19.09.19


 オーバーワークでしょうか。この数日、体調を崩して寝込んでしまいました。

 とはいえ、どうしても出席しなければならない会議があり、昨日はその一部に、今日は午前中の診察の後、午後から出席しました。どうも、体力が衰えているようです。

 さて明後日は、千葉県革新懇の第40回総会があります。法政大学名誉教授で全国革新懇の代表世話人でもある五十嵐仁さんが「参院選挙の結果と今後の展望、革新懇の役割」と題して記念講演を行います。
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 午後1時半から、千葉県教育会館の303号室です。参加費は無料です。どうぞ、お出かけください。

充実した企画、「平和のための戦争展 ちば」

19.09.15

 「武力で平和はつくれない」をスローガンに掲げた第25回「平和のための戦争展ちば」に行ってきました。10日から始まり、今日が最終日です。
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 会場に入ると、ちょうど「さざんか朗読の会」による朗読劇が行われていて、それを聴く人、展示を見る人、合わせて4~50人はいたでしょうか。入ってすぐのところに、出征の際ののぼりや日の丸、飯盒や脚絆、銃弾など戦争の遺品が展示されていました。
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 すぐに、わが治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟の渋谷さんが近づいてきて、同盟の展示を案内してくれました。同盟千葉県本部も、千葉県AALAや日中友好協会、国民救援会や平和委員会、平和遺族会、歴史教育者協議会、私立学校教職員組合などなど多くの団体とともに、実行委員会団体に名を連ねています。
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 同盟の展示は、治安維持法の解説とともに、弾圧に屈することなくたたかった県内出身の渡辺政之輔や飯島喜美の足跡を紹介しています。同時に、かなり昔の展示物も掲示してありました。その中には、治安維持法によって逮捕・投獄された大塚良平さんの「仮釈放証明書」のコピーなどもありました。千葉市がまだ政令市になる前の県議選挙で、その大塚さんの息子さんたちにずいぶんお世話になりました。
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 原爆の写真展示もあります。戦中、一兵士として写真を撮り続けた村瀬守保さんの写真展示もありました。
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 村瀬さんは、出征にあたって小型カメラを購入して、それをポケットに戦地へと向かい、中国大陸を2年半にわたって転戦、中隊の非公式カメラマンのようになって3000枚からの写真を写すことができたとのことです。
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 南京大虐殺の現場、中国への本格的な侵略が開始されることになった盧溝橋の写真、トラックに乗せられて舞台とともに移動させられる朝鮮人慰安婦の写真などなど、よくぞ写しておいてくれたという写真ばかりでした。
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 このあと、川田忠明さんの講演もありましたが、失礼してきました。会場を出て、駅へ向かう道でも何人か、これから「戦争展」に向かう人たちとすれ違い、あいさつをしました。こうした草の根の平和の取り組みが、安倍改憲のもっとも手ごわい壁になるのだろう、汗を拭きながら、そんな思いを新たにしました。