不気味な数字、医療機関以外での死亡122人

 新型コロナウィルスに感染し、医療機関以外の自宅などで死亡した人が、昨年3~12月の間で122人にも上ることが明らかになった。とりわけ、12月には56人と急増しているとのことだ。7日付の「しんぶん赤旗」が報じた。

 12月の56人のうち、自宅や高齢者施設、療養先のホテルなどで死亡した人が50人。外出先の路上や店のトイレなどで死亡した人が6人だとのこと。

 警察庁のまとめということだが、なんとも不気味な数字だ。しかも、死後の検査で感染が判明した人が38人にもなるという。

 感染を自覚しないまま、自宅や外出先で突然命を絶たれる。年明けからの更なる爆発的な感染の拡大のなかで、おそらくそうした事例も急増しているのではないか。

 日本共産党は、早くからPCR検査の抜本的拡充を提案してきた。ほんの一部だが、テレビのモーニングショーなどでも、同様の主張が行われてきた。にもかかわらず、国は検査費用を出し惜しみ、人口当たりのPCR検査数は、世界で149番目という遅れだ。

 緊急事態宣言も、中途半端なものという感がぬぐえない。十分な補償をせずに罰則で対応しようとする。国の責任で抜本的に拡大強化すべきPCR検査も、自治体にその費用の半分を負担させる仕組みは相変わらずで、これが足かせになっている。

 国民の命を最優先にする政治に切り替えなければならない。その責任は、私たち自身にある。声をあげ続け、政治を動かし、選挙で決着をつけるしかない。

資本主義が正面から問われる時代になってきた


 新年から始まった「しんぶん赤旗」の連載、「発言2021」が面白い。

 スタートの3日付が、音楽家の坂本龍一さん。見出しはズバリ「資本主義を問うとき」。リードには「資本主義のあり方を根本的に見直さなければ人類の未来はない」という坂本さんの言葉が紹介されている。

 コロナ感染拡大で、貧困と格差、地球温暖化、差別などさまざまな問題が明るみに出た、という坂本さん。「資本主義が行き着いた『ニューリベラリズム(新自由主義)』の政策は、効率を何よりも優先して福祉や教育を切り詰め、医療体制を脆弱なものにしてきました。」「日本政府は、コロナ感染の第2波・第3波を予測できたにもかかわらず、医療体制を強化したり、PCR検査を拡大することもせず、ただ『自粛』を呼び掛けただけでした。」と指摘する。
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 他の国だったら大規模デモが起きていてもおかしくない、と指摘したうえで坂本さんは「大事なことは野党が自民党に対して立ち向かうこと、一大勢力としてまとまって対抗してほしい」と注文を出す。

 安保法制や共謀罪の強行を振り返り、それ以上に「法の解釈を数人の内閣で変えてしまうことが次々行われていることが、もっと問題だ」「政府は、文化芸術に対する評価が低く、教育や科学軽視は目に余る」と、安倍政権以来の問題点を指摘、「これに対して、国民にとって常識的なことを言っているのは、日本共産党ぐらいしかない」という。

 日本政府に核兵器禁止条約に参加を迫る署名の呼びかけ人にもなっている坂本さん、「核兵器に頼って危うい均衡を保っている世界は異常」と訴え、最後に「どんな暮らし方をしたいか、どんな社会を望むのかをこの機に考え、声をあげていくべきだと思います。」と呼びかけている。

 続く4日付。「腐臭漂う政権の交代を」との見出しは、作家の島田雅彦さん。「GO TO」などと感染防止より経済を優先してきた政府を利潤追求が至上命令の株式会社日本政府だと喝破。「桜を見る会」のスクープに触れ、「日本共産党は国会で政府を追及しているだけではなく、『赤旗』が権力を監視するジャーナリズム本来の役割を果たしているメディアであることを証明されました。」と評価する。

 さらに島田さんは、世直しや政権交代を待望する人たちは潜在的に多いと指摘して、「野党連合政権がその怒りの受け皿になれば、政権交代はあり得ます。」と期待を表明、「政府を監視する検察もマスメディアも健全に機能していない以上、市民が監視するしかない。」と呼びかけている。
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 そういえば、1日付で志位和夫委員長と対談していた同志社大学教授の岡野八代さんも「コロナ危機を通して、新自由主義の破綻が明らかになりましたが、同時に、資本主義そのものの矛盾ということも考えざるを得ません。資本主義の矛盾というのは、・・・労働者と、その労働者をつくる仕組み、私はこれをケアと呼んでいますが、ここを酷使し、しかもそれに見合う報酬を出さないことにある・・・・この矛盾は、私は資本主義である限りなくならないのではないかと思います。」と述べていた。

 新自由主義のみならず、資本主義そのものが、「このシステムでいいのか」と正面から問われる時代になってきた。そして、その先のシステムについての模索が始まっている。

 今後、「しんぶん赤旗」に、また「発言2021」に、どんな人が登場してどんな発言をしていくのか、毎日の「しんぶん赤旗」が楽しみだ。

母の命日に思う


 今日は、母の命日。

 横浜の霊園に墓参りをし、その帰りに近くの兄の家に立ち寄って、食事をいただき、よもやま話をするのが恒例だったが、今年は新型コロナの状況から、兄とも相談のうえ中止にした。

 48年前の今日、母は、苦労するだけして、そそくさと逝ってしまった。私が、10か月に及ぶ入院生活から解放されて、退院してきた2週間ほど後のことだった。まだ60歳だった。
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 教員採用試験に合格して、赴任先が決まろうかという最後の身体検査で肺に影が見つかったのだ。前年の秋から、咳と微熱が気になっていたが、しつこい風邪だとくらいにしか考えていなかった。改めて病院で診察を受けたが、診断結果が出ると同時に、即日、強制入院ということになった。肺結核だった。

 教員は、母のあこがれの職業だった。事実上の母子家庭で、身体も丈夫ではなかった母が、二人の子どもを育て上げるのはたいへんなことだったろう。ようやく、下の息子である私が、その教員に採用される直前での入院は、母にとってどれほどの衝撃であり、打撃だったろう。

 入院の支度をしながら、「大丈夫だよ」と、私を励ます母の頬を濡らしていた涙が、今も忘れられない。

 あれからもう半世紀近くにもなる。兄も私も、母の年齢を大きく超えて元気にしている。生前、おそらくはたいへんな不安と悩みを抱えての暮らしだったはずなのに、逆にご近所の相談役になったり、子どもたちのための公園づくりに奔走したりした母だった。

 世の中の苦しんでいる人たちのために、少しでも役立つ仕事をすることが、母への何よりの供養になるはずだ。今年も、コロナに負けず、でたらめな政治を終わらせ、政権交代を実現するために、微力を尽くしていこうと思う。

野党で連合政権を!「赤旗」日刊紙を3軒が購読

 今日も午後から「しんぶん赤旗」、とりわけ日刊紙の購読お勧めで、中村きみえ市議とともに地域をまわった。

 あらかじめ中村議員の頭の中で、対象者がリストアップされていたようで、効率もよく、3件のお宅で日刊紙を購読していただけることになった。ありがたいことだ。

 訪問先では、中村議員からコロナ禍のなかお困りごとはないか、安倍・菅政権のあまりの緊張感のなさや腐敗ぶりなどについて、問いかけや訴えがされる。

 お相手からも、この時とばかり、日頃の怒りや政権交代への期待が語られる。私もときどき口をはさむ。なかには、日刊紙の購読に加えて、多額のカンパを寄せてくれる方もいた。

 「もり・かけ問題」も「桜」の問題も、何一つきちんとした説明もなく、農林水産大臣やカジノ関連の汚職、河合夫妻の公選法違反事件等々、腐敗は目に余る。コロナ対策の後手後手の不手際に加え、国民に自粛を呼び掛ける一方での首相や政権党内部での会食などなど、国民は今の政治にうんざりしている。支持率急落は当然だが、「このままでは、日本という国が沈没してしまう」「なんとしても政権交代を」というのが、共通する声であり、切実な願いだ。

 この声と願いに応えるには、野党による連合政権を実現する以外にない。すでに、政策的には、市民連合との合意や度重なる国会での連携等で、太い共通の柱は出来上がっている。あとは、野党が日本共産党を含めて「政権をともにつくる」決意を国民に示すことだ。国民がどれほどその姿を待ち望んでいるか、訪問・対話のたびに強く感じる。

 さしあたり、本気で野党連合政権をめざし、本気で努力を重ねる日本共産党を強く大きくしていくことが、野党連合政権への後押しになることは間違いない。そのために、微力を尽くしたい。

4軒が「赤旗」日曜版を購読、中村きみえ市議とともに

 このところ、会議や講義、通院に追われていバタバタしていたが、今日は、中村きみえ市議とともに「しんぶん赤旗」のお勧めに、幕張本郷や幕張地域をまわった。

 例によって、中村市議の案内で私が運転。幸い、お留守も少なく、4軒のお宅で日曜版をご購読いただくことができた。また、購読には至らなかったものの、多額の募金を寄せてくださる方もいた。中村市議の日頃のお世話活動のたまものだが、同時に、日本共産党が政党助成金に反対し、その受け取りを拒否しているからこその募金だ。赤旗の購読も募金も、本当にありがたいことだ。

 なかには、10年ぶりくらいに購読してくれる方もいて、大臣の汚職や「もり・かけ」「桜」、税金を使っての供応、さらには後手後手のコロナ対策等々、自民・公明政治のあまりのひどさに怒りを表明。野党連合で政権交代をとの訴えに、「小松さん、リーダーシップをとって頑張ってよ!」と激励を受けた。

 「野党が一緒にならなければだめだ」野党連合政権に対する期待の声は、どこでも共通して出された。野党が政権を共にする決意を国民に堂々と示せるかどうか、それがこの国の進路を大きく左右する。野党には、その期待に応える責務がある。歴史的責務だ。

 「野党連合政権を」の圧倒的世論をつくり上げていくためにも、いま日本共産党の勢いを示していく必要がある。

松戸で、伊藤次男さんを偲ぶ会


 治安維持法国賠同盟県本部理事として活躍された伊藤次男さんが、3月に亡くなられ、今日はその「偲ぶ会」が、松戸で行われた。

 伊藤さんは、もともと福島の人。1933年に福島市に生まれ、65年を福島で生きた。健康上の都合で、1998年に松戸市に転居。転居後、健康を回復させ、今度は松戸の人として、日本共産党や治安維持法国賠同盟の発展に文字通り命を懸けて奔走された。
DSC05025 (2).JPG   伊藤次男さんの遺影
 しかし、伊藤さんの福島への思いは、深まりこそすれ失われることはなかった。「福島は誇りであり、生きがいでした。」「筑波山の彼方にある福島の空を、今、何とも名状しがたい『望郷の念』にかられながら、望んでいます。」2011年に出版した著書「原発問題に福島ではいかに闘ったか」のなかにも、その思いを書きつけている。

 高橋妙子元松戸市議(国賠同盟千葉県本部副会長)が主催者挨拶をした後、全員で黙とうを捧げた。
DSC05026 (2).JPG   主催者挨拶をする高橋妙子さん
 そのあと、「時代の証言者 伊藤千代子」の映画化に向けたPR動画を視聴、著者の藤田廣登さんから、映画化の話とともに、故人との心あたたまる交流についてもお話があった。
DSC05028 (2).JPG   藤田廣登さん
 休憩後、日本共産党の地元支部の代表の方々から、故人との活動の思い出がこもごも語られた。日本共産党の松戸・鎌ヶ谷地区委員長の横堀渉さんや山崎前地区委員長からも、思い出が語られた。選挙勝利のための豊富な知恵と、それをやり抜く不屈の闘志、黄色い治安維持法国賠同盟のゼッケンを胸に、国会請願署名集めに奔走する姿。福島弁での忌憚のない発言とユーモア。多くの人に愛された方だった。
DSC05030 (2).JPG   日本共産党の横堀渉松戸・鎌ヶ谷地区委員長
 私も、国賠同盟県本部として、ごあいさつした。国会請願署名で県本部をリードし、理事会でも、貴重な提言を繰り返していた伊藤さんを失ったことは、県本部としても大きな痛手であること。戦前・戦中、治安維持法のもとで、残虐な弾圧が行われたが、いまも特高の流れを引き継ぐ公安警察出身者が、権力の中枢に居座り、この国の平和と民主主義を脅かしている。伊藤さんは、こうした理不尽を決して許すことなく、文字通り、これとたたかいその転換を実現するために命を燃やし尽くしたと思う。私は、福島とは縁のない人間だが、あの福島弁を聞くと、なぜか懐かしいような、あたたかい気持ちにさせられた。  伊藤さんの遺志を引き継ぎ、必ず政権交代を実現し、治安維持法犠牲者への謝罪・賠償を勝ち取ると決意を述べた。
DSC05035 (2).JPG   あいさつする小松実
 最後に、ミール計恵松戸市議からみわ由美県議のメッセージが読み上げられ、ご本人からのごあいさつがあった。
DSC05037 (2).JPG   日本共産党のミール計恵松戸市議
 伊藤さん、本当にお疲れさまでした。ありがとうございました。

ほのぼの・・・国賠同盟の理事会


 今日は、治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟千葉県本部の理事会。例によって、小松敦事務局長の詳細なレジュメにもとづいて、たっぷりと協議が行われた。

 小松敦事務局長の就任以来、会計や会員名簿の管理をはじめ、種々の事務手続き等がきちんと処理されるようになり、大いに助かっている。
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 協議の中心のひとつは、来春1月28日に予定している「『時代の証言者 伊藤千代子(増補新版)』出版記念講演会」の取り組み。同盟県本部だけでなく、日本共産党千葉県委員会や民主青年同盟、国民救援会も主催者として名を連ねている。前半は、著者の藤田廣登さんの講演(90分)。休憩後に映画「伊藤千代子の生涯」(桂荘三郎監督)のPR動画(20分ほど)を視聴し、その後、桂監督からご挨拶をいただく。さらに、同盟県本部として女性部を発足させることになるが、その代表として斉藤和子前衆議院議員にもご挨拶をいただくという豪華な内容。ぜひ、多くの方々にご参集をいただければと思う。
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 さて、理事会終了後、理事のTさんが、「みなさん、そのままちょっとお待ちください。」と、声をあげた。何事かと思ううち、Tさん、やおらバッグからもそもそと何やら取り出す。一同、呆気に取られているうちに、たちまちサンタクロースに変身、一人ひとりをまわってプレゼントを配ってくれた。
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 可愛らしい食器洗いのタワシなんだとか。理事会の雰囲気が一気に和む。理事会に、クリスチャンは一人もいないが、核兵器禁止条約や地球温暖化対策で国際社会をリードしているフランシスコ教皇には、みなさん敬意と親近感を抱いているはずだ。
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 こうした気遣いが生まれる素敵な理事会になってきた。